研究課題/領域番号 |
18K19920
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分90:人間医工学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
関谷 毅 大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (80372407)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | ストレッチャブルエレクトロニクス / フレキシブルエレクトロニクス / 生体適合性デバイス / 医療用デバイス / ストレッチャブルシステム / バイオエレクトロニクス / 生体適合性 |
研究成果の概要 |
本研究では、関谷らが世界に先駆けて開発に成功した伸縮性エレクトロニクス技術およびフレキシブル生体信号増幅回路を用いて、動きのある生体内環境(動的応力、柔軟性、体温、体圧など)を「試験皿(シャーレ)」内に精細に作り出す取り組みであり、このシステム構築こ成功した。実際に作製したデバイスをシャーレ内に実装し、生体細胞の活動電位を計測するとともに、電気的および光刺激を与えることができるLED光源を搭載させて、システムの性能を検証することに成功した。本成果の一部は、エレクトロニクスとして世界最高峰の欧文学術論文誌であるNature Electronics誌に掲載された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我が国における要介護者は800万人に達する。この主要因の約50%は、脳血管疾患であり、血管内における各種血栓の形成過程やその挙動を明らかにすることが極めて重要である。このような背景から、本研究開発では、体内環境に限りなく近い状況で血管培養を行いながら、細胞組織の電気的活動を計測したり、電気的もしくは光刺激を加えた時の成長過程や応答を見ることができるアクティブシャーレの研究開発に取り組んだ。本研究の成果は、我が国が抱える大きな課題である「超少子高齢化社会における深刻な要介護者の増加」に歯止めをかける取り組みである。
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