研究課題/領域番号 |
18KK0005
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分1:思想、芸術およびその関連分野
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
藤井 慎太郎 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (10350365)
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研究分担者 |
DE.VOS PATRICK 東京大学, 大学院総合文化研究科, 名誉教授 (00242032)
奥 香織 明治大学, 文学部, 専任准教授 (30580427)
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研究期間 (年度) |
2018-10-09 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
11,440千円 (直接経費: 8,800千円、間接経費: 2,640千円)
2021年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | フランス演劇 / 公共性 / 演劇史 / 文化政策 / public/private / public / private / 演劇 / 劇場 / フランス |
研究実績の概要 |
本共同研究の締めくくりとなる2023年度は、2023年9-10月にエマニュエル・ヴァロン(パリ・ナンテール大学名誉教授)、ピエール・フランツ(ソルボンヌ大学名誉教授)、2024年1月にクリストフ・トリオー(パリ・ナンテール大学教授)、サビーヌ・キリコニ(パリ・ナンテール大学准教授)をフランスより招聘し、「連続研究会 フランス演劇における公共性 I」および「連続研究会 フランス演劇における公共性 II」と題して、3時間の研究会を9-10月に3回、1月に3回、計6回開催した。これは、コロナ禍と日本入国制限によって招聘が計画よりも大幅に遅れていたものが、ついに実現したものである。研究代表者の藤井、分担者のドゥヴォス、奥のほか、数多くの演劇・文学研究者、演劇関係者の参加を得ることができ、各回、予定時間を大幅に超えて活発な議論がなされた。同時に、2024年度以降の共同研究計画についても討議を行った。 藤井、ドゥヴォス、奥は、これらの連続研究会の通訳を務めたほか、コメンテーターの役割も担った。それに加えて、藤井、ドゥヴォス、奥はブリュッセル自由大学との共同研究プロジェクトにも参加し(トリオーも参加)、それぞれフランス語で研究発表を行った。藤井は、ストラスブール大学と共催した日仏シンポジウム「病とその表象」の企画運営責任者を務め、研究発表もフランス語で行った。同シンポジウムにはトリオー、キリコニ、ドゥヴォス、奥も参加し、藤井とドゥヴォスはそこでも通訳も務めた。藤井はさらに、論文集『病とその表象』の編集者を務め、短期間で日仏バイリンガル出版として刊行した。パリ・ナンテール大学との共同研究を、ブリュッセル自由大学およびストラスブール大学との共同研究に広げることができたことは、想定以上の成果であったと判断する。
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