研究課題/領域番号 |
18KK0142
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分28:ナノマイクロ科学およびその関連分野
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
高藤 誠 熊本大学, 大学院先端科学研究部(工), 教授 (50332086)
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研究分担者 |
龍 直哉 熊本県産業技術センター(ものづくり室、材料・地域資源室、食品加工室), その他部局等, 研究主任 (90743641)
伊原 博隆 沖縄工業高等専門学校, その他部局等, 校長 (10151648)
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研究期間 (年度) |
2018-10-09 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)
2021年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | マイクロ粒子 / 閉鎖性空間 / ディンプル構造 / コアシェル粒子 / ナノ空間 / ナノ粒子 / ナノ・マイクロ粒子 / コアシェル微粒子 |
研究成果の概要 |
本研究では、マイクロ粒子界面でのナノ・サブミクロンサイズのポッド状空間の創成ならびにポッドの形状、内部界面構造の制御による特異的空間の創出を目指し、(1)シリカナノ粒子を分散させた重合性モノマーの懸濁重合によるポリマー粒子界面へのシリカナノ粒子の集積化、(2)界面シリカ粒子の化学的溶解除去により、界面にポッド空間をもつポリマー粒子を作製した。ポッドの開口部や内部空間サイズは調製条件により様々に制御可能である。また、内部空間に色素分子からナノ粒子まで様々な物質を格納させることができたことから、空間内部は拡散性・流動性が高く、閉鎖性の高い空間であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
環状分子や有機金属構造体(MOF)、ゼオライト、層状化合物(ナノシート)などメソからナノサイズの空間を利用した研究は数多く報告されているが、サブミクロンの空孔を有する構造体の研究例は少なく、拡散性・流動性が存在するサイズの隔離空間として学術的に興味深い研究対象である。ナノ・サブミクロンポッドは界面自己組織化したナノ粒子をテンプレートとしており、空間のサイズや深さ、開口部の直径の制御が可能であり、開口部よりも広がった内部空間を作製することもできる。ポリマーマイクロ粒子界面にポッド配置していることから、カラム充填剤や物質輸送キャリアなどへの展開も可能である。
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