研究課題/領域番号 |
18KK0157
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分35:高分子、有機材料およびその関連分野
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
道信 剛志 東京工業大学, 物質理工学院, 准教授 (80421410)
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研究分担者 |
松本 英俊 東京工業大学, 物質理工学院, 教授 (40345393)
角屋 智史 兵庫県立大学, 物質理学研究科, 助教 (70759018)
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研究期間 (年度) |
2019-02-07 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2020年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2018年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
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キーワード | 有機半導体 / 半導体高分子 / トランジスタ / 太陽電池 / 有機エレクトロニクス |
研究成果の概要 |
電子のみを選択的に輸送する新しい有機半導体高分子を開発した。環境負荷が低い合成法を用いることで、反応性に劣るモノマーを効率よく重合することができた。高分子の主鎖構造および側鎖構造を最適化することで薄膜状態における電子移動度を向上させることができた。また、ブレードコート法を用いると大面積の均一薄膜を低コストで作製できることが分かった。さらに、得られた有機半導体高分子を有機トランジスタや全有機高分子型太陽電池に応用し、世界最高レベルの電子移動度や優れた光電変換能を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
有機材料は資源的な制約がなく、低コストで大量に生産することができる。また、化学構造と物性の間に明確な相関があるため、化学構造を最適化することで目的の材料物性を得ることができる。有機半導体高分子は既存の無機半導体に代わる新しい材料として期待されており、将来的には折り曲げたり引っ張ったりすることができる次世代電子デバイスに応用されると考えられている。本研究では有機半導体高分子の分野で性能が劣っていたアクセプターの開発に成功し、全有機高分子型太陽電池の電子移動度や光電変換効率を向上させることができた。
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