研究課題/領域番号 |
18KK0242
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分52:内科学一般およびその関連分野
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
斉木 臣二 順天堂大学, 医学部, 先任准教授 (00339996)
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研究分担者 |
笹澤 有紀子 順天堂大学, 大学院医学研究科, 特任助教 (20594922)
井本 正哉 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (60213253)
赤松 和土 順天堂大学, 大学院医学研究科, 教授 (60338184)
石川 景一 順天堂大学, 大学院医学研究科, 准教授 (90733973)
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研究期間 (年度) |
2018-10-09 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)
2020年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
2019年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
2018年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | パーキンソン病 / オートファジー / ミトコンドリア / 代謝 / iPS細胞 / ES細胞 / ポリアミン / ケミカルバイオロジー |
研究成果の概要 |
パーキンソン病病態におけるミトコンドリア機能障害は、リソソーム機能障害と並んで最重要の病態メカニズムと考えられている。本研究では、相手方研究施設におけるES細胞由来神経細胞におけるミトコンドリア機能障害と、代表者所属施設におけるiPS細胞由来神経細胞におけるミトコンドリア機能障害の両者を改善させる候補薬剤として、7種の化合物の薬効検証ならびにその分子薬理作用の解明を図った。本研究により、オートファジー不全状態におけるNAD+の低下をnicotinamideが回復させることを突き止め、その結果ミトコンドリア機能障害を改善し、細胞死を抑制するという知見を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
パーキンソン病病態の中核をなすミトコンドリア機能障害に対して、NAD+レベルを上昇させることでミトコンドリア機能障害を回復させ、引いては細胞死を抑制するという全く新しい分子機構を持つ化合物nicotinamideを見出した。この作用点は新たなパーキンソン病治療標的となる可能性を秘めている。
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