• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

東南アジア・南アジアにおけるヒ素汚染地下水の生物学的浄化方法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18KK0302
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))

配分区分基金
審査区分 中区分64:環境保全対策およびその関連分野
研究機関東北学院大学

研究代表者

宮内 啓介  東北学院大学, 工学部, 教授 (20324014)

研究分担者 井上 千弘  東北大学, 環境科学研究科, 教授 (30271878)
黄田 毅  東北学院大学, 工学総合研究所, 研究員 (40727442)
遠藤 銀朗  東北学院大学, 工学総合研究所, 客員教授 (80194033)
研究期間 (年度) 2018-10-09 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)
2021年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2020年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
キーワードヒ素汚染浄化 / 地下水 / メコンデルタ / 亜ヒ酸酸化 / ヒ素汚染 / 地下水浄化 / カンボジア / ファイトレメディエーション / 亜ヒ酸酸化細菌 / 水質改善 / ヒ素汚染浄 / モエジマシダ / 微生物酸化 / 東南アジア
研究成果の概要

ベトナムとカンボジアなどのメコンデルタで起こっている自然由来のヒ素による環境汚染問題に対して、海外の研究者と共同で、低コスト・省エネの地域結合型新規浄化技術を開発することを目的とした。地下水に多く含まれる亜ヒ酸を酸化するための微生物担体としてコークスを用いることとし、亜ヒ酸がコークスと結合し、表面でヒ酸に酸化されたのちにコークスから離脱することを実験室レベルで示した。この方法で生じたヒ酸と地下水に含まれる鉄イオンの共沈により、ヒ素を除去するシステムを構築した。実験プラントをカンボジアにて作製・設置し連続運転を行い、カンボジアのヒ素水質基準である50ppbまでヒ素を除去することに成功した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

カンボジアやベトナムでは、飲料水として上水道の整備が進んでいるが、コストが高いという問題があり、灌漑用水として、ヒ素濃度が高い地下水を利用することがあることが明らかとなっている。コークスを用いた亜ヒ酸酸化と地下水中の鉄イオンによる共沈による、現地での維持管理が十分に可能な新たなヒ素浄化設備を構築することで、豊富な地下水資源を生活用水や農業用水に使用することができ、地域産業の発展に大きく寄与することが可能であると考えられる。また本研究では、微生物担体あるいはヒ素吸着剤としてコークスを用いることが可能であるという新たな知見も得ることができた。

報告書

(7件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] ヒ素高蓄積植物を用いたヒ素汚染土壌の浄化2019

    • 著者名/発表者名
      宮内啓介、黄田毅、青山智樹、長田渉希、井上千弘、北島信行、遠藤 銀朗
    • 学会等名
      環境バイオテクノロジー学会2019年度大会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 微生物を利用したメコンデルタのヒ素汚染水浄化技術の開発2019

    • 著者名/発表者名
      高橋森里, 石井啓介, 宮内啓介, 遠藤銀朗
    • 学会等名
      平成30年度土木学会東北支部技術研究発表会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2018-10-12   更新日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi