研究課題/領域番号 |
18KK0396
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(A))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分34020:分析化学関連
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研究機関 | 立教大学 (2022) 大阪大学 (2018-2021) |
研究代表者 |
田邉 一郎 立教大学, 理学部, 准教授 (80709288)
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研究期間 (年度) |
2019 – 2022
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
14,300千円 (直接経費: 11,000千円、間接経費: 3,300千円)
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キーワード | バイオセンサー / SPRセンサー / 紫外センサー / プラズモニクス / 紫外 / 表面プラズモン共鳴センサー / 紫外表面プラズモン共鳴センサー / 遠紫外分光 |
研究成果の概要 |
研究代表者が開発してきた紫外域で動作する表面プラズモン共鳴センサー(SPRセンサー)技術と、共同研究者のカリフォルニア大学リバーサイド校のCheng教授が開発してきたバイオイメージングセンサー技術を組み合わせることで、新しい紫外SPRバイオイメージングセンサーを開発することを目指した。 結果として、アルミニウムによる可視域でのバイオイメージング技術を確立し、当初の期待以上の長所(非特異的吸着の抑制と幅広い濃度域での動作)を明らかにした。これらの成果を論文にするとともに、米国特許に申請した。さらに、これらの技術を紫外域に展開している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
紫外域で動作するSPRセンサーは、従来の可視SPRセンサーと比較して、高いセンサー感度と表面選択性が期待できる。特に、バイオセンサーで検出対象となる生体分子の多くは、紫外域で強い吸収をもつことから、物質選択的なセンシングも可能になると期待されている。今回、従来利用されてきた金よりも安価なアルミニウムを利用した、バイオイメージングセンシングが達成され、さらに金よりも優れた「非特異的吸着の抑制」と「幅広い濃度域での動作」が明らかとなった。この技術を発展させてることで、より少ない検体で好感度に検出可能なセンシング技術が確立されることが期待できる。
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