研究課題/領域番号 |
18KT0072
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
複雑系疾病論
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研究機関 | 山陽小野田市立山口東京理科大学 (2020) 広島大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
細井 徹 山陽小野田市立山口東京理科大学, 薬学部, 教授 (40379889)
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研究期間 (年度) |
2018-07-18 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 小胞体ストレス |
研究成果の概要 |
近年、小胞体ストレスが様々な病気の発症要因となる可能性が報告されている。本研究では、小胞体ストレスによって惹起される生体のストレス応答システムとその検知方法の解明について検討を行った。私たちは、細胞内に比べて細胞外に分泌されるエクソソームに小胞体ストレスで上昇するspliced XBP1が多くの割合で含まれていることを見出した。従って、エクソソームにspliced XBP1が格納されることでストレス伝達に寄与している可能性が示唆されると同時にエクソソームのspliced XBP1を検出することで将来的には生体のストレス状態をモニターできる可能性が明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
エクソソームは血液中にも分泌されることから、小胞体ストレス負荷された生体のエクソソームのspliced XBP1を検出することで小胞体ストレスを検知できる可能性があることが示唆された。本発見の応用として、将来的には、未病や小胞体ストレスによる病気の発症を検知できる可能性が示唆された。私たちの実験結果は、培養細胞レベルでの基礎的検討結果であり、今後これらの応用試験の検証を行なっていく必要がある。
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