研究課題/領域番号 |
18KT0091
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
次世代の農資源利用
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
宮内 樹代史 高知大学, 教育研究部自然科学系農学部門, 准教授 (80253342)
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研究期間 (年度) |
2018-07-18 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 農資源 / 石垣 / 蓄熱 / 棚田 / 耕作放棄地 |
研究成果の概要 |
耕作放棄地となった棚田を次世代の農資源として活用するために、棚田石垣を用いた園芸ハウス(石垣蓄熱ハウス)を提案した。本研究では、中山間地域での新たな園芸モデルの構築を目指し、石垣蓄熱ハウスの基本特性の把握と温熱環境特性の解明、未利用資源の利用、有望栽培品目について検討した。 その結果、厳冬期の保温性、立地条件、被覆条件によるハウス特性が明らかとなり、冬季の無加温栽培、低コストでの施設運営が実証された。また、仁淀川町のふるさと納税返礼品となった高糖度トマトをはじめ、多くの品目の栽培可能性が示された。 以上より、石垣蓄熱ハウスを活用した中山間地域の新たな園芸モデル形成の可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中山間地域の人口流出、農地荒廃は、農業生産力の低下に直結するため、これら地域の人的活動を維持する上で対応が求められる課題である。本研究で提案した石垣蓄熱ハウスを利用した園芸生産モデルの構築は、この課題を解決する上での一手法となる。また、ハウス構造を木骨とし、石垣を背景としたこのハウスの特性を明らかにしたことは、今後の木質構造ハウスの展開、低コストハウス環境管理を行う上での基礎資料となると考えられる。
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