研究課題/領域番号 |
18KT0099
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
情報社会におけるトラスト
|
研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
大滝 恭弘 帝京大学, 公私立大学の部局等, 教授 (60464004)
|
研究期間 (年度) |
2018-07-18 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | クローズドクレーム / 医事紛争 / 医療事故 / 医療過誤 / 患者安全 / 医療クレーム / クライシスマネジメント |
研究成果の概要 |
クローズドクレームの包括的・多角的分析及び将来における実践的活用のためには、まず、過去のクローズドクレームを収集・分類・整理し、そのデータベースを構築することが必要であると考え、本研究を行った。2018年度は、データベースの構築に必要な情報を抽出し、項目の整理を行った。2019年度は、抽出した項目をもとにデータベースの試作版を構築した。2020年度は、損保ジャパン株式会社(東京支社)において処理された1年分の事案(1200件)の入力を行った。最終年度の2021年度は、データベースの検索性・網羅性を検証し、その要素を検討して、今後開発に進むクローズドクレームデータベースの原型を構築した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医療事故情報源の一つに、病院・医師賠償責任保険を取り扱う保険会社の保有するクローズドクレームが存在し、欧米ではそれが分析されて、医療管理に利用されている。我々もこれまで、損保ジャパン株式会社の協力を得て、同社の保有するクローズドクレームを分析し、その医療管理における有用性を報告してきた。しかし、将来の大規模な研究・分析、また、実践的利活用のためには、それを整理してデータベース化する必要があると考え、今回、試作版のデータベースを構築した。本研究成果は、今後開発に進むクローズドクレームデータベースの原型であり、将来の医療管理における多様な研究及び実用化への第一歩である。
|