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我々の凸凹宇宙の観測的性質

研究課題

研究課題/領域番号 19035002
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 理工系
研究機関弘前大学

研究代表者

浅田 秀樹  弘前大学, 大学院・理工学研究科, 准教授 (50301023)

研究期間 (年度) 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードダークエネルギー / 宇宙論 / 重力理論 / 重力レンズ / 一般相対性理論
研究概要

観測的宇宙論における中心課題のひとつは,超新星サーベイ観測などの高精度宇宙論観測が示唆する宇宙の加速度膨張である。そめ加速膨張の説明には,いくつかの学説がある。その立場はいくつかあり,未知のエネルギーであるダークエネルギーの導入,非一様な宇宙モデルでの再解釈,あるいは,時空モデル、(重力理論)の修正である。
非一様モデルも重要であるが,新しい物理の探究の観点から,重力理論の修正モデルの検証可能性について調べた。
具体的には,シャピロの時間の遅れを用いたさまざまな重力理論モデルの検証について論じだ。過去にも,PPN定式化を用いたシャピロの時間の遅れめ議論が多くある。しかし,近年の新しい理論模型のなかには,9PN法の取り扱いを越えるものが現れている。
従って,本研究では,球対称な時空において修正重力をパラメタ化して表現した。例として,ブレーン高次元宇宙モデルであるDGP模型,質量を持ったグラビトン(重力子)の模型,そして宇宙定数を有するアインシュタイン方程式の解であるシュバルツシルト・ドジッター解を含んだパラメタ化となっている。シャピロの時間の遅れが,この修正重力模型のパラメタにどのように依存しているのかを明らかにした。特に,シャピロの時間の遅れに対する,モデル間の縮退を指摘した。その結果,少なくとも3つの異なる光の軌道に沿って精密測定する事が,このモデル間の縮退を解くのに必要である事を初めて示した(Asada, Phys. Lett. B. 2008)。

報告書

(1件)
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件)

  • [雑誌論文] Gravitational time delay of light for various models of modified gravity2008

    • 著者名/発表者名
      Hideki Asada
    • 雑誌名

      Phys. Lett. B 661

      ページ: 78-81

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] Choreographic solution to the general relativistic three-body problem2007

    • 著者名/発表者名
      Tatsunori Imai, et. al.
    • 雑誌名

      Phys. Rev. Lett. 98

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] Simplified solution to determination of a binary orbit2007

    • 著者名/発表者名
      Hideki Asada, et. al.
    • 雑誌名

      Astron. J. 133

      ページ: 1243-1246

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2018-03-28  

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