研究課題/領域番号 |
19340139
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
気象・海洋物理・陸水学
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研究機関 | 気象庁気象研究所 |
研究代表者 |
内山 明博 気象庁気象研究所, 気候研究部, 室長 (50354460)
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研究分担者 |
山崎 明宏 気象庁気象研究所, 気候研究部, 主任研究官 (40278106)
工藤 玲 気象庁気象研究所, 気候研究部, 研究官 (00414508)
川崎 昌博 京都大学, 大学院工学研究科, 教授 (70110723)
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研究協力者 |
林 政彦 福岡大学, 理学部, 教授 (50228590)
中山 智喜 名古屋大学, 太陽地球環境研究所, 助教 (40377784)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
16,250千円 (直接経費: 12,500千円、間接経費: 3,750千円)
2008年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 15,080千円 (直接経費: 11,600千円、間接経費: 3,480千円)
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キーワード | 気候 / エアロゾル / 光学特性 / 単一散乱アルベド / キャビティリングダウン法 / ネフェロメーター / 消散係数 / 散乱係数 / エアロゾル光学特性 / キャビティリングダウン分光法 / エアロゾル消散係数 / エアロゾル散乱係数 |
研究概要 |
Cavity Ring-down 分光法(CRDS)を用いたエアロゾル消散係数測定装置を開発した。開発した装置は、1ヶ月以上の連続自動観測が可能であった。CRDS装置による消散係数、ネフェロメーターによる散乱係数、PSAPによる吸収係数を合わせて解析することにより、もっとも不確定性が大きいPSAPの評価を行うことができた。その結果、従来のBond et al. (1999)の補正では吸収係数を過大に評価し、近年提案されているSheridan et al. (2005)やVirkkula et al. (2005)の補正の方が良いことが分かった。CRDS装置を多波長化し、消散係数の波長依存を調べたところ、散乱係数の波長依存(オングストローム指数)に違いがあり、短波長領域で吸収が大きい有機エアロゾル(Brown Carbon)の存在が示唆された。既存のネフェロメーターを改造して角度分解能は低いが散乱角20~160度の範囲で角度分布が測定可能となった。多波長のネフェロメーターで測定された散乱係数の波長依存と吸収係数のデータから散乱係数を補正する方法を開発した。大きな粒子を非常に多く含む場合を除けば、一次散乱アルベド(SSA)で誤差が±0.005以下になるように補正できた。
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