研究課題/領域番号 |
19380025
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
園芸学・造園学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
近藤 悟 千葉大学, 大学院・園芸学研究科, 准教授 (70264918)
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研究分担者 |
平井 伸博 京都大学, 大学院・農学研究科, 教授 (00165151)
菅谷 純子 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 准教授 (90302372)
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連携研究者 |
菅谷 純子 筑波大学, 大学院・生命科学研究科, 教授 (90302372)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
16,250千円 (直接経費: 12,500千円、間接経費: 3,750千円)
2009年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2008年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2007年度: 9,490千円 (直接経費: 7,300千円、間接経費: 2,190千円)
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キーワード | 果樹 / ABA8'立水酸化酵素 / アブシシン酸 / リンゴ / 気孔開度 / 水分ポテンシャル / ABA8'水酸化酵素 |
研究概要 |
リンゴ実生を供試し、アブシシン酸(ABA)8'水酸化酵素阻害剤(AHI)の処理がリンゴ実生内のABA代謝、気孔開度、水ポテンシャル、ネオキサンチン酸化開裂酵素遺伝子(MdNCED)発現に及ぼす影響などを検討した。AHI処理は灌水下での処理後24時間以内に気孔開度を減少させた。乾燥下での水ポテンシャルは、AHI処理区では無処理区に比べ高く維持されたが、乾燥処理後の日数とともに徐々に低下した。しかしながら、その後の再灌水は水ポテンシャルを元のレベルまで回復させることができた。乾燥条件は無処理区でも内生ABA濃度を上昇させたが、AHI処理葉のABA濃度は、無処理に比べ高く推移した。MdNCED遺伝子の発現は乾燥下で上昇したが、AHI処理区での乾燥下での発現レベルは無処理に比べ低下した。この結果はAHI処理により水ポテンシャルが高く維持されたためと推察される。 本研究は、ABA8'水酸化酵素の制御が乾燥条件下での植物の生存率を向上させる技術となる可能性を示唆する。
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