研究概要 |
1)研究室に保存されていた1960年代からの宍道湖,中海の植物プランクトン試料を整理し,標本箱に納めた。2)これらの試料について分類学的検討を進め,種名を改めたり,出現時期を修正した。中海で赤潮を引き起こすProrocentrum minimumが2005年以降,優占することが少なくなった。中海の微小珪藻ついてSEM観察を行い,その中の一種はChaetoceros minimusであることを明らかにした。3)本水系で出現に季節性のある種として,M.contortum他数種が抽出された。4)宍道湖のカビ臭の研究のため,4種類を培養株として保存した。5)出現種約180種についてホームページで公開の準備を進めた。
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