研究課題
基盤研究(C)
単独隔離の飼育条件によりマウス(BALB/c、5週齢)にマイルドなストレスを30日間負荷し続けると、肝臓中の脂肪酸合成に関する遺伝子の発現量が上昇、脂肪酸分解に関する遺伝子の発現量が減少し、その結果、脂肪蓄積を伴った肝肥大が誘発されることを明らかにした。一方、BaPを投与すると、ストレス負荷群では、肝臓中のDNA付加体が減少しにくいことがわかった。これらの結果より、社会的ストレス負荷時にBaPのような脂溶性の高い発がん物質が体内に取り込まれると、肝臓に蓄積して発がんのイニシエーション過程を促進する可能性が示唆された。
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