配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2008年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2007年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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研究概要 |
通常,ソフトウェアのコーディングが完了した時点で, 当該製品の仕様書と詳細設計書に基づいて作成されたテストケースを投入し, ソフトウェアのデバッグ作業が実施される. テストの進捗状況を逐次監視しながらソフトウェア信頼度を高い精度で予測し,「当たり前品質としての信頼性」を定量的に評価することが行われる. 本研究では, ソフトウェアサイバネティクスと呼ばれる新しい概念を導入することにより, 自律的に信頼性評価を行うためのスキームを提案し, テストの進捗状況を学習しながら信頼度を推定する適応オンライン評価システムのプロトタイプを世界に先駆けて開発した. 具体的には,(a) フォールト検出数に関するデータや各種メトリクスデータに基づいて, フィールド情報を過不足なく信頼性評価に活用するための統計的推論機構の開発,(b) 自律的かつ適応的にソフトウェア信頼性を評価するオンラインアルゴリズムの開発,(c) フィードバック原理と自己組織化原理に基づくテスト工程の制御, などを行うための方法論を展開した
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