研究概要 |
この研究の目的は, 明治期以降から今日に至るまでのわが国における会計史研究の歩みを概観するとともに, その研究上の特徴を明らかにすることにある。具体的には, わが国における会計学関係の学術誌の中でもっとも長い歴史を有する『會計』を対象として取り上げ, 同誌が創刊された1917(大正6)年から2008(平成20)年に至るまでの期間にそこに公表された各種の論稿から, 会計史に関わる研究論文等(合計817編)を抽出し, それぞれの論稿における考察内容を複合的な分類基準を用いて体系的に整理・分析することにより, 今日までのわが国における会計史研究の展開とそこに見出される特徴を考察した。
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