研究概要 |
「ものづくり・環境づくり」学習を美術教育に位置づけることは,循環型社会形成の一助となるだけでなく,国際社会における日本人のものづくりの特質や豊かな環境を創造できる日本人の育成の面からも意義深いことが結論として導かれた。特に,3Rの観点から人間と自然,モノ,空間とのかかわりを捉え直し,リデュース,リユースを推進できるような生活について学ぶデザイン学習が重要となる。さらに教材として伝統的地域素材を用いることは,子どもの身近なものを使うという点だけでなく地域のサイクルを基盤とする地域循環圏の考え方を推進するものとなり,同時に子どもたちの手やからだを使った直接的体験学習を可能にするものである。
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