研究課題/領域番号 |
19540297
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
保坂 淳 大阪大学, 核物理研究センター, 准教授 (10259872)
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研究分担者 |
土岐 博 大阪大学, 核物理研究センター, 教授 (70163962)
中野 貴志 大阪大学, 核物理研究センター, 教授 (80212091)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2009年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2008年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2007年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | エキゾチック粒子 / シータ生成・崩壊 / マルチクォーク / 反応機構 / マルチクォーク状態 / QCD和則 / カイラルユニタリ模型 / カイラル多十項 / 電磁崩壊 / バリオンのカイラル表現 / K中間子の光生成 / QCDアノマリー |
研究概要 |
エキゾチックな構造をもったハドロンの構造を調べるとともに、その構造に特徴的な生成反応に関する研究を行った。構造に関する研究として、ハドロンの分子構造、テトラクォーク構造、カイラル対称性に基づいた構造の探索を行なった。ハドロンの分子構造に関する研究では、ユニタリ化された摂動論に基づいて散乱振幅を構成する際に自然な繰り込みの概念を導入することで、構造の理解をより一層進めることができた。QCD和則によりテトラクォーク構造をもった中間子の性質を調べ、スカラー中間子がテトラクォークであることが強く支持された。カイラル対称性に基づいた研究では3クォークバリオンのカイラル表現を分類し、マルチクォーク構造との関連を議論した。反応の研究ではスピン偏極量を含むいろいろな観測量を用い、ハドロンの量子数を決定するいくつかの方法を示唆すると同時に、QCD異常に基づいた高次項の効果の重要性を指摘し、反応機構を解明することでハドロンの構造を探る提案をした。
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