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茅葺きの材料・構法の地域特性と地域資源としての保全と活用の基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19560608
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 都市計画・建築計画
研究機関筑波大学

研究代表者

安藤 邦廣  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (20011215)

研究期間 (年度) 2007 – 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2009年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2008年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2007年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード茅葺き / 民家 / 構法 / 地域特性 / 茅 / カリヤス / 生業 / 逆葺き / 民家構法 / 杉皮 / 稲藁
研究概要

1金沢市湯涌の茅場(カリヤスモドキ)と茅葺き技術
石川県金沢市湯涌のメガヤと呼ばれるカリヤスモドキの茅場の現地調査を行い、その利用体系を明らかにした。
また、標高の高い地域にカリヤスモドキが自生しており、それを利用して近年まで屋根が葺かれていた。これまでカリヤスの類いは、白川郷や五箇山のようなごく限られた山村でのみ使われてきた材料と考えられていたが、北陸や信越の比較的標高の高い地域に広く分布する材料であることが明らかになった。
2岐阜県宮川村種蔵集落における茅の利用体系
岐阜県宮川村種蔵集落における茅の利用体系について現地調査および聞き取り調査を行った。その結果、この地域では、民家はすべて茅葺きであり、養蚕業の隆盛とともに、屋根裏空間の拡大が見られた。その後、昭和初期に養蚕業から農耕馬の飼育貸し付けに生業が変わると、茅の利用は農耕馬の飼料にむけられ、屋根はクリの木羽葺きに変わった。その際に屋根裏は養蚕の蚕室としての拡大されたときよりもさらに冬期間の飼料の保存場所として拡大され、クリ木羽葺きの三層構造の民家に変遷した。
3岐阜県山之村のコウガイ棟
岐阜県山之村のコウガイ棟の現地調査および職人への聞き取りを行った。コウガイ棟は、白川郷や五箇山の合掌造りとその下流域から能登半島にかけて分布すると考えられてきたが、岐阜県の山間部全域にその分布が広がっていることが分かった。
4能登の炭焼き小屋における逆葺き技術
能登に現在もつくられている炭焼き小屋の現地調査と聞き取り、逆葺きの技術体系を明らかにした。
5 田麦俣の甲造りの多層民家
山形県田麦俣の多層民家の甲造りの茅葺きの現地調査を行い、道具、材料、葺き方の詳細を明らかにした。

報告書

(4件)
  • 2009 実績報告書
  • 2008 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2009 2008 2007

すべて 雑誌論文 (4件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 杉皮の茅葺き2009

    • 著者名/発表者名
      安藤邦廣
    • 雑誌名

      もくたろ 1巻

      ページ: 105-106

    • 関連する報告書
      2008 研究成果報告書
  • [雑誌論文] 杉皮の茅葺き2009

    • 著者名/発表者名
      安藤邦廣
    • 雑誌名

      もくたろ 1

      ページ: 105-106

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [雑誌論文] 春が再び野にも来るとき2007

    • 著者名/発表者名
      安藤邦廣
    • 雑誌名

      ひだまりの茅葺き民家 茨城に見る日本の原風景 1巻

      ページ: 112-113

    • 関連する報告書
      2008 研究成果報告書
  • [雑誌論文] 春が再び野にも来るとき2007

    • 著者名/発表者名
      安藤邦廣
    • 雑誌名

      ひだまりの茅葺き民家 茨城に見る日本の原風景

      ページ: 112-113

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [図書] 民家造2009

    • 著者名/発表者名
      安藤邦廣
    • 総ページ数
      192
    • 出版者
      学芸出版社
    • 関連する報告書
      2008 研究成果報告書
  • [図書] 日本の民家 屋根の記憶2008

    • 著者名/発表者名
      大橋富夫, 安藤邦廣
    • 総ページ数
      278
    • 出版者
      彰国社
    • 関連する報告書
      2008 研究成果報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2017-05-19  

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