研究課題/領域番号 |
19580138
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食品科学
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
地阪 光生 島根大学, 生物資源科学部, 准教授 (60243424)
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連携研究者 |
横田 一成 島根大学, 生物資源科学部, 教授 (90158361)
長屋 敦 島根大学, 生物資源科学部, 准教授 (50284021)
西村 浩二 島根大学, 総合科学研究支援センター, 助教 (30304257)
福澤 健治 安田女子大学, 薬学部, 教授
高橋 吉孝 岡山県立大学, 保険福祉学部, 教授 (10236333)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2009年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2008年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2007年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | リポキシゲナーゼ / n-3系脂肪酸 / ドコサヘキサエン酸 / FOX / 神経保護因子 |
研究概要 |
n-3系脂肪酸から、種々の生理活性物質が生合成されることが近年解明されてきている。これらの生合成過程には、種々のリポキシゲナーゼ(LOX)が関与することが想定されているが、未だ不明な点が多い。本研究では、精製したLOXおよび基質を用いて、LOXによるn-3系脂肪酸代謝を詳細に検討した。LOXには、特に、ヒトにおいて前立腺ガンの予防に関わりうる15-LOX-2と、そのマウスホモログである8-LOXに着目した。15-LOX-2は、DHAに1分子の酸素を付加し、17S-Hydroperoxyoctadecadienoic acid(17S-HPDHA)のみを特異的に生成した。一方、8-LOXは、速やかに2分子の酸素を付加し、10S,17S-diHPDHAおよび少量の7S,17S-diHPDHAを生成した。この10S,17S-diHPDHAは、ヒト血小板の凝集を抑制する働きを持つ。今回明らかとなった、8-LOXによる10S,17S-diHPDHAの選択的生成は、単一の酵素がこの物質を非常に高い選択性で生成する唯一の例である。
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