研究課題/領域番号 |
19580155
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食品科学
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研究機関 | 徳島大学 (2008) 福山大学 (2007) |
研究代表者 |
田中 保 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 准教授 (90258301)
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研究分担者 |
平野 薫 福山大学, 生命工学部, 助手 (90299305)
里内 清 福山大学, 生命工学部, 教授 (50098125)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2008年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2007年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 食品機能学 / 消化管創傷修復 / 野菜 / 食品機能 / 消化管潰瘍 / 創傷治癒 / リン脂質メディエーター / リゾホスファチジン酸 / リン脂質 / ホスホリパーゼ / 植物 / 食品 |
研究概要 |
リゾボスファチジン酸(LPA)は脂質性増殖因子で、創傷治癒に関わるとされる。これまでの研究から、キャベツのような生野菜を食べると、植物ホスホリパーゼDと膵液ボスホリパーゼA2が連続的に働き、消化管でLPAが作られる可能性が見出された。本研究ではこのプロセスで生じるLPAが胃潰瘍に効く可能性について調べた。LPAやLPAを含む野菜の脂質抽出物は胃上皮様HGC-27細胞の運動性を促進した。さらに、胃壁にはボスファチジン酸(PA)をLPAへ消化する細胞外ホスホリパーゼA2が存在する可能性がありPAの摂取が胃潰瘍の形成を抑制する可能性が見出された。抗潰瘍や整腸作用を謳う野菜は高いPA含量やボスホリパーゼD活性を示すものが多いことも判明し、経験的に知られる緑黄色野菜の胃腸への効果にLPAが関与する可能性が示唆された。
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