研究課題/領域番号 |
19591990
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
小島 博己 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (60234762)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2010年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2009年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2008年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2007年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 中耳粘膜 / 再生 / DDS / 鼓室形成術 / 中耳炎 / 培養 |
研究概要 |
家兎の中耳粘膜から三次元中耳粘膜細胞シートを作成することに成功した。動物実験で、中耳粘膜細胞シートは中耳腔粘膜削開後の露出した骨面に移植することにより、早期の粘膜再生が生じた。さらにヒト鼻粘膜より作成した粘膜細胞シートは組織学的にヒト中耳粘膜に類似しており、多層の上皮細胞と上皮下の結合組織から構成された。電子顕微鏡による所見では敷石状の上皮細胞が規則正しくならんでおり、微絨毛を有していた。またタイトジャンクションとデスモゾーム、細胞接着因子を有する基底膜も観察された。この鼻粘膜細胞シートは正常ヒト中耳粘膜に近似しており、中耳手術後に生じた粘膜の欠損部位の粘膜再生に有用であると思われ、将来の臨床応用に期待ができる。
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