接着性レジン上にセメント質再生を伴う垂直破折歯根接着治療法の開発

• 研究課題/領域番号: 19592191
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 保存治療系歯学
• 研究機関: 北海道大学
• 研究代表者: 田中 佐織 北海道大学, 病院, 助教 (90344522)
• 研究分担者: 菅谷 勉 北海道大学, 歯学研究科, 准教授 (10211301) ; 宮治 裕史 北海道大学, 病院, 講師 (50372256)
• 研究協力者: 加藤 昭人 北海道大学, 病院, 医員 ; 吉村 善隆 北海道大学, 歯学研究科, 助教 ; 伊部 裕子 北海道大学, 病院, 医員 ; 天雲 太一 北海道大学, 病院, 助教 ; 大谷 香織 北海道大学, 病院, 医員 ; 中塚 愛 北海道大学, 病院, 医員 ; 井上 加奈 北海道大学, 歯学研究科・大学院 ; 福田 寛恵 北海道大学, 歯学研究科・大学院 ; 逸見 優 北海道大学, 歯学研究科・大学院 ; 光銭 裕太 北海道大学, 歯学研究科・大学院 ; 玉川 博貴 北海道大学, 歯学研究科・大学院 ; 本間 啓史 北海道大学, 歯学研究科・大学院 ; 横山 裕之 北海道大学, 歯学研究科・大学院 ; 鷲巣 太郎 北海道大学, 歯学研究科・大学院 ; 金山 和泉 北海道大学, 歯学研究科・大学院 ; 洲崎 真希 北海道大学, 歯学研究科・大学院 ; 中澤 篤志 北海道大学, 歯学研究科・大学院
• 研究期間 (年度): 2007 – 2009
• 研究課題ステータス: 完了 (2009年度)
• 配分額: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円); 2009年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2008年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2007年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
• キーワード: 4-META / MMA-TBBレジン / 象牙質粉末含有レジン / 垂直歯根破折接着治療法 / セメント質再生 / 生体親和性 / 接着治療 / 再生療法 / 垂直歯根破折 / 垂直破折歯根 / 接着治療法 / 接着性レジン / 4META / セメント質

研究概要

垂直歯根破折歯の接着治療法の成功率を高めるため、破折部を修復したレジン上に歯周組織再生を目指して実験を行った。レジンと象牙質粉末を混ぜた試料の接着性と細胞増殖性の検討を行った。適度な接着性を持ち、毒性はなく細胞増殖がみられた。次に動物の歯根面に同様の材料を詰めて組織観察を行い、数例で材料上に歯周組織であるセメント質形成が見られた。以上よりレジン上に歯周組織を再生させる可能性が見出された。

研究成果

• [雑誌論文] Root surface conditioning with bone morphogenetic protein-2 facilitates cementum-like tissue deposition in beagledogs (2010)
  • 著者名/発表者名: H Miyaji, T Sugaya, K Ibe, R Ishizuka K Tokunaga, M Kawanami
  • 雑誌名: J periodontal Res. (in press)
  • 査読あり
• [雑誌論文] Root Surface Conditioning with Bone Morphogenetic Protein-2Facilitates Cementum-like Tissue Deposition in Beagle Dogs (2010)
  • 著者名/発表者名: H MIYAJI, T SUGAYA, et al.
  • 雑誌名: J Periodont Res Vol 45(in press)
  • NAID: 120005825584
  • 査読あり
• [雑誌論文] 垂直破折歯根の接着治療最前線 (2009)
  • 著者名/発表者名: 菅谷勉
  • 雑誌名: 北海道歯学雑誌 30 ページ: 3-10
  • NAID: 10026161932
• [雑誌論文] 4-META/MMA-TBBレジンと骨との接着の長期安定性 (2008)
  • 著者名/発表者名: 中塚愛, 川村直人, 菅谷勉, 川浪雅光
  • 雑誌名: 歯科材料・器械 27(6) ページ: 455-465
  • NAID: 110007004896
  • 査読あり
• [雑誌論文] 根尖切除術における切除面の封鎖法の違いが実験的根尖性歯周炎の長期的治癒に及ぼす影響 (2008)
  • 著者名/発表者名: 大谷香織, 菅谷勉, 川浪雅光
  • 雑誌名: 日歯保存誌 51(6) ページ: 648-658
  • NAID: 110007026971
  • 査読あり
• [雑誌論文] 根尖切除における切除面の封鎖法の違いが実験的根尖性歯周炎の長期治癒に及ぼす影響 (2008)
  • 著者名/発表者名: 大谷香織
  • 雑誌名: 日本歯科保存学雑誌 51 ページ: 648-658
  • 査読あり
• [雑誌論文] 4-META/MMA-TBBレジンと骨との接着の長期安定性 (2008)
  • 著者名/発表者名: 中塚愛
  • 雑誌名: 歯科材料・器械 27 ページ: 455-465
  • NAID: 110007004896
  • 査読あり
• [学会発表] Bone Marrow Cell Sheet in BMP-applied Collagen Scaffold for Bone Tissue Engineering (2009)
  • 著者名/発表者名: K. Inoue
  • 学会等名: The 11^<th> Joint Meeting between KAC and JSCD
  • 発表場所: Korea
  • 年月日: 2009-11-12
• [学会発表] 4-META/MMA-TBBレジンと歯根象牙質の接着に及ぼす血液の影響 (2009)
  • 著者名/発表者名: 福田寛恵
  • 学会等名: 2009年度日本歯科保存学会秋季学術大会
  • 発表場所: 仙台
  • 年月日: 2009-10-29
• [学会発表] Bone Marrow Cell Sheet in BMP-applied Collagen Scaf fold for Bone Tissue Engineering (2009)
  • 著者名/発表者名: K.Inoue, H.Miyaji, T.Sugaya S.Tanaka, et al.
  • 学会等名: The 11^<th> Joint Meeting between KACD and JSCD
  • 発表場所: Ramada plaza (Jeju, Korea)
• [学会発表] Healing after Root-end Sealing using 4-META/MMA-TBB Resin following Apicoectomy (2008)
  • 著者名/発表者名: K OHTANI
  • 学会等名: The IADR 86th General Session & Exhibition
  • 発表場所: Canada
  • 年月日: 2008-07-03
• [学会発表] Properties of 4-META/MMA-TBB resin mixed with Dentin Powder (2008)
  • 著者名/発表者名: S TANAKA
  • 学会等名: The IADR 86th General Session & Exhibition
  • 発表場所: Canada
  • 年月日: 2008-07-03
• [学会発表] Properties of 4-META/MMA-TBB resin mixed with dentin Powder (2008)
  • 著者名/発表者名: Saori Tanaka
  • 学会等名: International Association of Dental Research
  • 発表場所: トロント(カナダ)
  • 年月日: 2008-07-02