研究課題
基盤研究(C)
本研究では、末梢神経障害に伴う神経因性疼痛に対する中枢性コリン作動性神経のムスカリン受容体とグリア細胞の機能的役割について脊髄と脳で研究しました。その結果、(1)脊髄内ムスカリンM_1受容体の興奮は鎮痛作用を示すことを明らかにしました。この鎮痛作用にはGABA_A受容体の活性化が一部関与していました。また、脳内前帯状回ムスカリンM_1受容体の興奮はGABA作動性神経を介し疼痛伝達を抑制することで、痛みの緩和に深く関与していることを明らかにしました。(2)脊髄グリア細胞は、神経因性疼痛の主症状であるアロディニア発現に深く関与することを証明しました。また、抗生物質のミノサイクリンは神経損傷によるミクログリア細胞の増加とChemotactic Cytokine Ligand(CCL)-1の産生を抑制して、抗アロディニア効果を発現することを証明しました。この成果は、疼痛における臨床応用の可能性を示唆しています。
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