研究課題/領域番号 |
19720006
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
哲学・倫理学
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
稲垣 諭 東洋大学, 文学部, 助教 (80449256)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 300千円)
2008年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2007年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 現象学 / リハビリテーション / 探究プログラム / 中枢神経系障害 / 自己組織化 / 認知運動療法 / 探求プログラム / 脳中枢神経系 / 意識 |
研究概要 |
中枢神経系に障害をもつ人々に対するリハビリテーション医療を、現象学的観点から構想し直すためには、人間を、脳、身体、意識といった三つのシステムからなる複合連動系として理解する必要があり、この複合連合系の特質およびそれらの連動モードの探求とそれに対する効果的な治療組み立てが、リハビリテーションの最重要課題となる。そのさい、現象学的なアプローチをリハビリの治療プロセスに柔軟に組み込むために、認知神経リハビリテーションを治療-探究プログラムとして設定すると同時に、現象学それ自身の探究プログラム化も行っておく必要があった。当研究によって行われた、いくつかの統制方針の設定と、仮説的記述の構想手順の明確化によって今後、リハビリテーションおよび経験科学の進展に親和的な哲学的アプローチが可能になると予想している。
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