研究課題/領域番号 |
19730189
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
応用経済学
|
研究機関 | 大阪経済法科大学 |
研究代表者 |
前鶴 政和 大阪経済法科大学, 経済学部, 准教授 (50351680)
|
研究期間 (年度) |
2007 – 2009
|
研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
|
配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 300千円)
2009年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2008年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2007年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
|
キーワード | 不確実性 / 環境政策 / 確率微分ゲーム / 排出量規制 / 越境汚染 |
研究概要 |
本研究は、2国が汚染物質を排出し、自国と外国の汚染物質が世界全体に蓄積されるような状況を想定した。また、汚染物質の蓄積過程に不確実性が生じるものとした。そのような状況で、各国政府間で行われる排出量ゲームを確率微分ゲームの枠組みで分析し、Markov完全ナッシュ均衡解および協調均衡解を導出した。また、サブゲーム整合性を満たす配分方式を導出した。 その結果、生産技術水準がより高い国の方がより大きな瞬時の利得を得ることによって、サブゲーム整合解が与えられる、ということが分かった。また、価値関数で考えると、各国政府は、非協調均衡で得られる利得に加え、協調によって得られる総利得の増加分を均等に分け合うことによって、協調を維持することに合意するということが明らかになった。
|