眼球運動前後における視覚情報獲得の精神生理学的研究

• 研究課題/領域番号: 19730472
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 実験心理学
• 研究機関: 関西学院大学
• 研究代表者: 風井 浩志 関西学院大学, 理工学研究科, 専門技術員 (80388719)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2008
• 研究課題ステータス: 完了 (2008年度)
• 配分額: 3,650千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 150千円); 2008年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2007年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
• キーワード: 感覚 / 知覚 / 視覚情報処理 / パタン知覚 / 眼球運動 / 誘発脳電位

研究概要

眼球運動終了直後の視覚情報処理の特性を調べるために、眼球運動終了直後に呈示される図形に対する反応時間(検出時間)と脳波(視覚誘発脳電位)を計測した。眼球運動終了直後に呈示された図形に対する検出時間は、眼球静止中に呈示された図形に対する検出時間よりも長かった。これに対して、脳電位の反応は、眼球運動終了直後に図形を呈示した方が眼球静止時に呈示した場合よりも速くなる場合があることが示された。この結果は、多くの場合では眼球運動によって視覚情報処理が抑制されるが、一部の視覚情報処理はサッカードによって促進される可能性があることを示唆する。

研究成果

• [学会発表] N170を指標とした線画顔刺激における倒立効果 (2008)
  • 著者名/発表者名: 風井浩志・小西恭太・八木昭宏・片寄晴弘・永井聖剛
  • 学会等名: 日本心理学会第72回大会
  • 発表場所: 北海道大学
  • 年月日: 2008-09-20
• [学会発表] Inversion effect of schematic face on N170 (2007)
  • 著者名/発表者名: Kazai, K., Konishi, K., Bennet, P. J., Sekular, A. B., Katayose, H., Yagi., A., and Nagai, M
  • 学会等名: The 47th Annual Meeting of the Society for Psychophysiological Research
  • 発表場所: Savannah, Georgia, USA
  • 年月日: 2007-10-20
• [学会発表] Inversion effect of schematic face on N170 (2007)
  • 著者名/発表者名: Koji Kazai
  • 学会等名: Annual Meeting of the Society for Psychophysiological Research
  • 発表場所: Savannah, Georgia, USA
  • 年月日: 2007-10-20
• [学会発表] 線画顔刺激における倒立効果-N170を指標として (2007)
  • 著者名/発表者名: 風井浩志・小西恭太・Bennett, P. J.・Sekuler, A. B.・片寄晴弘・八木昭宏・永井聖剛
  • 学会等名: 第25回日本生理心理学会大会
  • 発表場所: 札幌医科大学
  • 年月日: 2007-07-16
• [学会発表] 線画顔刺激における倒立効果 (2007)
  • 著者名/発表者名: 風井浩志
  • 学会等名: 日本生理心理学会
  • 発表場所: 札幌医科大学
  • 年月日: 2007-07-16