研究課題/領域番号 |
19790796
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
森安 麻美 京都府立医科大学, 附属病院, 研究員 (40433271)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
2,230千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 330千円)
2008年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2007年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 皮膚生理学 / 皮遅延型接触過敏応 / リンパ管 / VEGF-C / VEGFR-3 / LYVE-1 / 皮膚遅延型接触過敏反応 |
研究概要 |
皮膚の炎症では、血管透過性が高まり組織液の貯留や浮腫等が生じるが、その組織修復にリンパ管が関与していると考えられている。リンパ管新生では、VEGF-Cがリンパ管内皮細胞に特異的に発現するVEGFR-3に作用することで、その分化や増殖を誘導することが知られている。そこで、VEGF-CおよびVEGFR-3-Ig融合蛋白を発現すべく組み込まれたAAVベクターを用いてトランスジェニックマウスを作成し、耳介に接触過敏反応を誘導した。VEGF-C発現マウスでは速やかに腫脹が減少し、リンパ管新生を阻害しているVEGFR-3-Ig融合蛋白発現群では炎症の軽減が遅延した。これらから、VEGFR-3を介したVEGF-Cによるリンパ管機能への作用が炎症における組織修復の促進に関与することが示唆された。
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