| 研究概要 |
介護保険施設入所者のせん妄発症を予防する目的で,予測アセスメント指標と予防ケアプログラムを開発した.せん妄とは,意識障害の一種で,興奮・不安等から,注意・見当識・睡眠覚醒リズム等の障害がみられる症候群である.本研究では介護保険施設の看護師を対象に,せん妄状態の捉え方と対応方法について,インタビュー調査を行った.その結果,アセスメント視点として「感情の起伏が激しくなる」等の8項目と「表出された不安が軽減されるようにする」等の対応方法9 項目が抽出され,せん妄発症予防ケアプログラムを作成した.さらに介護保険施設に入所中の高齢者を対象に,作成したせん妄発症予防ケアプログラムを実施した.
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