南インド、アーンドラ地方における宗教美術の様相に関する研究

• 研究課題/領域番号: 19820054
• 研究種目: 若手研究(スタートアップ)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 美学・美術史
• 研究機関: 崇城大学
• 研究代表者: 永田 郁 崇城大学, 芸術学部, 准教授 (20454952)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2008
• 研究課題ステータス: 完了 (2008年度)
• 配分額: 3,075千円 (直接経費: 2,670千円、間接経費: 405千円); 2008年度: 1,755千円 (直接経費: 1,350千円、間接経費: 405千円); 2007年度: 1,320千円 (直接経費: 1,320千円)
• キーワード: インド美術史 / アーンドラ地方 / 仏教美術 / ヒンドゥー教美術 / アマラーヴァティー / ナーガールジュナコンダ / 丸彫神像 / 民間信仰 / グディマラン、パラシュラーメーシュヴァラ寺院 / パニギリ / ケーサラグッタ / マヘーンドラ期ヒンドゥー教石窟 / マンサール / ヒンドウー教美術

研究概要

本研究「南インド・アーンドラ地方における宗教美術の様相に関する研究」において、アーンドラ地方における宗教美術の様相は、アマラーヴァティー大塔やナーガールジュナコンダの仏教遺跡を核に、仏教美術、ヒンドゥー教、その他古来より信仰されていた土着のヤクシャや英雄神への信仰といったものが相互に交流し展開しており、すなわち、インドの宗教美術が民間信仰等の基層の文化を軸として、その融合により仏教、ヒンドゥー教の両美術が大きく発展していくという発展過程が本研究の実地調査および研究によって明らかとなった。

研究成果

• [雑誌論文] 南インド・アーンドラ地方の宗教美術の様相について-「なぜ菩薩像が造像されなかったか」を巡って- (2009)
  • 著者名/発表者名: 永田郁
  • 雑誌名: 崇城大学芸術学部研究紀要 第2号(2008) ページ: 69-90
  • NAID: 110008802642
• [雑誌論文] 南インド・アーンドラ地方の宗教美術の様相について-「なぜ菩薩像が造像されなかったか」を巡って-. (2008)
  • 著者名/発表者名: 永田 郁
  • 雑誌名: 崇城大学芸術学部研究紀要 第2号 ページ: 69-90
  • NAID: 110008802642
• [雑誌論文] The Problems in the Identifications of Gana-like Images from Mansar: Is it .Siva or Gana?, Bakker, H. T. (ed.) Mansar : The Discovery of Pravareshvara and Pravarapura Temple and Residence of the Vakataka King Pravarasena II (2008)
  • 著者名/発表者名: Kaoru NAGATA
  • 雑誌名: Proceedings of a symposium at the British Museum (E-Book) ページ: 204-233
• [雑誌論文] 南インド・アーンドラ地方の「降魔成道」図について.魔衆図像を中心に研究成果報告書 (2008)
  • 著者名/発表者名: 永田 郁
  • 雑誌名: 研究成果報告書 ページ: 41-66
• [雑誌論文] シヴァ・ガナ像に関する試論.古代後期におけるシヴァの眷属図像の形成と機能をめぐって (2008)
  • 著者名/発表者名: 永田 郁
  • 雑誌名: 崇城大学芸術学部研究紀要 第1号 ページ: 19-43
  • NAID: 110008792053
  • 査読あり
• [雑誌論文] 南インド・アーンドラ地方の「降魔成道」図について-魔衆図像を中心に- (2008)
  • 著者名/発表者名: 永田郁
  • 雑誌名: 『交流と伝統の視点から見た仏教美術の研究』(平成16〜19年度科学研究費補助金(基盤研究B)研究成果報告書 ページ: 41-66
• [雑誌論文] The Problems in the Identifications of Gana-like Images from Mansar : Is it Siva or Gana? (2008)
  • 著者名/発表者名: Kaoru NAGATA
  • 雑誌名: Bakker, H. T. (ed. ) Mansar : The Discovery of Pravareshvara and Pravarapura Temple and Residense of the Vakataka King Pravarasena II, Proceedings of a symposium at the British Museum (E-Book) ページ: 204-233
• [雑誌論文] シヴァ・ガナ像に関する試論-後代後期におけるシヴァの眷属図像の形成と機能をめぐって (2008)
  • 著者名/発表者名: 永田 郁
  • 雑誌名: 第1号 ページ: 19-43
  • 査読あり
• [雑誌論文] 西デッカン地方の後期仏教石窟における仏殿本尊脇侍像・守門像について (2007)
  • 著者名/発表者名: 永田 郁
  • 雑誌名: 美学美術史研究論集 第22号 ページ: 35-53
  • NAID: 40015574586
  • 査読あり
• [雑誌論文] 西デッカン地方の後期仏教石窟における仏殿本尊脇侍像・守門像について (2007)
  • 著者名/発表者名: 永田 郁
  • 雑誌名: 第22号 ページ: 33-35
  • NAID: 40015574586
  • 査読あり
• [学会発表] The Problems in the Identifications of Gana-like Images from Mansar : Siva or Gana. (2008)
  • 著者名/発表者名: Kaoru NAGATA
  • 学会等名: Recent Vakataka and Gupta Discoveries, A Symposium at the British Museum, London, 30 June-01 July, 2008.
  • 発表場所: イギリス・大英博物館
  • 年月日: 2008-06-30
• [学会発表] "The Problems in the Identifications of Gana-like Images from Mansar: Siva or Gana." Recent Vakataka and Gupta Discoveries (2008)
  • 著者名/発表者名: Kaoru NAGATA
  • 学会等名: A Symposium at the British Museum, London
  • 発表場所: イギリス・大英博物館
• [学会発表] アジャンター後期窟における仏殿本尊脇侍像の形成について (2007)
  • 著者名/発表者名: 永田 郁
  • 学会等名: 第77回九州藝術学会
  • 発表場所: 沖縄県立芸術大学
  • 年月日: 2007-11-24
• [学会発表] アジャンター後期窟における仏殿本尊脇侍像の形成について (2007)
  • 著者名/発表者名: 永田 郁
  • 学会等名: 九州藝術学会
  • 発表場所: 沖縄県立芸術大学
  • 年月日: 2007-11-24
• [図書] 汎アジアの仏教美術』(宮治昭教授献呈論文集編集員会編) (2007)
  • 著者名/発表者名: 宮治 昭、平岡 三保子、森 雅秀、永田 郁, 他(共著)
  • 総ページ数: 492
  • 出版者: 中央公論美術出版社
• [図書] 『汎アジアの仏教美術』 (宮治昭教授献呈論文集編集委員会編) (2007)
  • 著者名/発表者名: 永田 郁(供著)
  • 総ページ数: 492
  • 出版者: 中央公論美術出版社
• [備考] Recent Vakataka and Gupta Discoveries, A Symposium at the British Museum, London , 30 June-01 July, 2008. & its proceedings URL: http://mansar.eldoc.ub.rug.nl/ http://mansar.eldoc.ub.rug.nl/root4/ 永田 郁「ガンダーラ美術とインド世界」『ガンダーラ美術とバーミヤン遺跡』展・仏教入門講座(福岡アジア美術館、2008年4月12日)(講演)
• [備考] Recent Vakataka and Gupta Discoveries, A Symposium at the British Museum, London, 30 June-01 July, 2008.& its proceedings URL:
  • URL: http://mansar.eldoc.ub.rug.nl/
• [備考]
  • URL: http://mansar.eldoc.ub.rug.nl/root4/