研究課題/領域番号 |
19H00657
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分13:物性物理学およびその関連分野
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
鄭 国慶 岡山大学, 自然科学学域, 教授 (50231444)
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研究分担者 |
俣野 和明 岡山大学, 自然科学学域, 助教 (70630945)
川崎 慎司 岡山大学, 自然科学学域, 准教授 (80397645)
市岡 優典 岡山大学, 異分野基礎科学研究所, 教授 (90304295)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
44,590千円 (直接経費: 34,300千円、間接経費: 10,290千円)
2022年度: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
2021年度: 14,040千円 (直接経費: 10,800千円、間接経費: 3,240千円)
2020年度: 16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
2019年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
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キーワード | スピン三重項超伝導 / トポロジカル超伝導 / 核磁気共鳴 / トポロジカル量子現象 / 量子臨界点 |
研究開始時の研究の概要 |
(Cu,Sr)xBi2Se3や(K,Rb)2Cr3As3、RPtBi等では、強いスピン軌道相互作用が物性科学の新しいフロンテイアを生み出している。CuxBi2Se3においては、スピン三重項超伝導という際立った物性の発現が申請者らによって明らかにされた。しかし、スピン三重項超伝導の物理の多くはまだ解明されていない。本研究では、これらの物質群においてNMR測定や磁化測定等を行い、スピン三重項の特有な新奇物性を明らかにする。
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研究実績の概要 |
(1)強磁性スピンゆらぎが存在するスピン三重項超伝導体K2Cr3As3の高品質単結晶の作製に成功した。 (2)K2Cr3As3の関連物質Cs2Cr3As3において、1K以下の低温まで磁化率測定を行い、この物質の本質的な超伝導転移が1.2Kで起こるが、磁場をc軸に平行にかけると、フィラメント的な超伝導が現れることを明らかにした。 (3)カゴメ構造をもつ超伝導体CsV3Sb5における電荷密度波の構造がダビット星型であることを明らかにした。 (4)スピン三重項超伝導体CuxBi2Se3において、磁場によってベクトル秩序変数の制御に成功した。スピン三重項超伝導体CuxBi2Se3のベクトル秩序変数の方向が結晶軸からずれることを発見した。また、その理由はフォノンとの結合であることを明らかにした。 (5)スピン三重項超伝導体CuxBi2Se3の超伝導軌道関数(ギャップ対称性)がpxの対称性を持つことを明らかにした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
上述のように、多くの成果を得た。
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今後の研究の推進方策 |
当初の予定に沿って進める。
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