研究課題/領域番号 |
19H00730
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分17:地球惑星科学およびその関連分野
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研究機関 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 |
研究代表者 |
諸野 祐樹 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 超先鋭研究開発部門(高知コア研究所), 主任研究員 (30421845)
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研究分担者 |
伊藤 民武 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 上級主任研究員 (00351742)
伊藤 元雄 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 超先鋭研究開発部門(高知コア研究所), 調査役 (40606109)
井尻 暁 神戸大学, 海事科学研究科, 准教授 (70374212)
阪口 昌彦 大阪電気通信大学, 情報通信工学部, 准教授 (70749001)
星野 辰彦 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 超先鋭研究開発部門(高知コア研究所), 主任研究員 (30386619)
山村 雅幸 東京工業大学, 情報理工学院, 教授 (00220442)
若松 泰介 高知大学, 教育研究部総合科学系生命環境医学部門, 准教授 (60597938)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
45,760千円 (直接経費: 35,200千円、間接経費: 10,560千円)
2021年度: 13,390千円 (直接経費: 10,300千円、間接経費: 3,090千円)
2020年度: 13,390千円 (直接経費: 10,300千円、間接経費: 3,090千円)
2019年度: 18,980千円 (直接経費: 14,600千円、間接経費: 4,380千円)
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キーワード | 海底下生命圏 / 生命の存続限界 / 極限環境 / 生命存続限界 / 生命生息限界 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、生命の存続に必須の「栄養供給」と均衡する生命活動を明らかにするため、海底下地層環境を題材として、そこで連続的、経時的に変化する温度・圧力条件と生命およびその存続についての観察を実施する。この観察により、地球内部での生命圏限界、または限界をもたらす物理化学的、生理学的因子を解明し、さらに限界生命圏の姿、生命の適応メカニズム、進化学的な議論を展開することを目的としている。
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研究成果の概要 |
本研究では、生命の存続に必須の「栄養供給」と均衡する生命活動を明らかにするため、海底下地層環境を題材として、そこで連続的、経時的に変化する温度・圧力条件と生命およびその存続について観察することを目的とした。海底下にはマリンスノーなどが堆積して形成した地層が存在し、海底下深部へ向かって地層温度が上昇する。室戸岬沖の海底下、およびメキシコ東岸のグアイマス海盆等の試料を用いて微生物数の推移や周辺環境条件、生命の生存について解析を行い、極めて貧栄養かつ高温の環境においても微生物が存在していることを突き止めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生命圏の限界に近づく環境に生息する生命について研究を行うことで、生命とは何か、存在形態が地上世界で想像可能なレベルを遥かに超えて多様であることを示すことが出来た。 生命の存続に限界をもたらしうる物理化学的、生理学的因子についての知見も蓄積してきており、今後生命の適応メカニズム、進化学的な議論を展開することを期待している。
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