研究課題/領域番号 |
19H01076
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
祖父江 友孝 大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (50270674)
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研究分担者 |
片野田 耕太 国立研究開発法人国立がん研究センター, がん対策研究所, 部長 (00356263)
中谷 友樹 東北大学, 環境科学研究科, 教授 (20298722)
近藤 尚己 京都大学, 医学研究科, 教授 (20345705)
岡見 次郎 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪国際がんセンター(研究所), その他部局等, 呼吸器外科主任部長 (40538857)
藤阪 保仁 大阪医科薬科大学, 医学部, 教授 (50411369)
福井 敬祐 関西大学, 社会安全学部, 准教授 (50760922)
中山 富雄 国立研究開発法人国立がん研究センター, がん対策研究所, 部長 (60501822)
伊藤 ゆり 大阪医科薬科大学, 医学部, 准教授 (60585305)
加茂 憲一 札幌医科大学, 医療人育成センター, 准教授 (10404740)
田中 詩織 国立研究開発法人国立がん研究センター, 社会と健康研究センター, 研究員 (60848381)
東山 聖彦 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪国際がんセンター(研究所), その他部局等, 副院長 (50523172)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
44,850千円 (直接経費: 34,500千円、間接経費: 10,350千円)
2023年度: 8,580千円 (直接経費: 6,600千円、間接経費: 1,980千円)
2022年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
2021年度: 10,010千円 (直接経費: 7,700千円、間接経費: 2,310千円)
2020年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
2019年度: 10,140千円 (直接経費: 7,800千円、間接経費: 2,340千円)
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キーワード | 健康格差 / がん対策 / 肺がん / マイクロシミュレーション / 政策評価 / 健康格差 マイクロシミュレーション |
研究開始時の研究の概要 |
予防・検診・診療・サバイバーシップにおいて、受動喫煙に関する法律・胸部CT検診の有効性評価研究、分子標的薬の新規開発など大きく変化しつつある肺がんを例として、各介入が肺がん死亡減少・QOL向上とその格差に与える影響を検討する。日本における肺がんに関する各種データを収集し、マイクロシミュレーションモデルにより、過去から現在までの状況を再現する。その後、各種介入を行った場合の肺がん死亡率・QOL等の効果および格差の変化について推計し、効果最大化・格差縮小の二軸において各介入を評価する。
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研究成果の概要 |
肺がんはがんの中で地域の社会経済指標における死亡率の格差が最も大きく、予防・検診・医療・共生において、受動喫煙に関する法律、胸部CT検診の有効性評価、分子標的薬の普及など大きく変化しつつある。本研究では、各介入が肺がん死亡減少・QOL向上とその格差に与える影響を検討することを目的にマイクロシミュレーション(MS)モデルを構築した。今後、本MSモデルをがん対策の立案・評価に実用化するためには、社会経済状況を入れ込んだ格差に関する部分の実装を行う必要がある。各種介入を行った場合の肺がん死亡率・QOLへの効果および格差の変化について推計を行い健康施策に活用する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肺がんはがんの中で地域の社会経済指標における死亡率の格差が最も大きく、予防・検診・医療・共生において、どのような集団で最も格差が大きいのか、どのような施策が格差縮小につながるのかの検討が重要である。本研究では、肺がんのマイクロシミュレーションモデルを構築し、各施策介入により全体の死亡率および社会経済指標による格差がどう変化するかを検討できるツールを開発した。
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