研究課題/領域番号 |
19H01124
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分61:人間情報学およびその関連分野
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研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
小笠原 司 奈良先端科学技術大学院大学, 事務局, 理事・副学長 (30304158)
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研究分担者 |
神原 誠之 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 准教授 (10346306)
松原 崇充 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 教授 (20508056)
丁 明 名古屋大学, 未来社会創造機構, 特任准教授 (40585840)
佐藤 弥 国立研究開発法人理化学研究所, 情報統合本部, チームリーダー (50422902)
趙 崇貴 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 客員助教 (50881653)
高松 淳 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 客員教授 (90510884)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
45,110千円 (直接経費: 34,700千円、間接経費: 10,410千円)
2022年度: 10,010千円 (直接経費: 7,700千円、間接経費: 2,310千円)
2021年度: 10,530千円 (直接経費: 8,100千円、間接経費: 2,430千円)
2020年度: 11,180千円 (直接経費: 8,600千円、間接経費: 2,580千円)
2019年度: 13,390千円 (直接経費: 10,300千円、間接経費: 3,090千円)
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キーワード | インタラクションロボット / タッチケア / マルチモーダル / 生体情報計測 / ヒューマンロボットインタラクション / 心理学的評価 |
研究開始時の研究の概要 |
インタラクションロボットが真に社会に浸透するために不可欠な人とロボットの信頼関係を構築するには、対話による視覚・聴覚刺激と共に触覚刺激を同時に与えるタッチケアが有用である。しかし、インタラクションロボットでは物理的接触が発生するコミュニケーションを主眼においた例は少ない。さらに単なる「さわる」という接触ではなく、より人にやさしく接触する「なでる・さする」動作を実現した例はない。本研究では、ロボットと人の親和性の向上を目的とし、「なでる・さする」動作の触覚刺激を含むマルチモーダルタッチケアロボットの開発を試みる。さらに、タッチケアロボットの効果を生体情報計測に基づく心理学的評価により検証する。
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研究成果の概要 |
家庭における見守りや話し相手、介護施設における介助、介護では、人との接触を含むタッチケアが注目されている。そこで、高齢者と認知症患者に対して有用とされている包括的ケアメソッドであるタッチケアにもとづき、「見る」「話す」「触れる」を同時に行うコミュニケーション方法の確立を目的とする。そのため、人らしい「なでる・さする」の動作が可能なロボットハンドを開発するとともに、人体センシング技術に関して研究を行った。さらに、「話ながらなでる」動作の実現方法について研究に取り組み、動作のモデル化を行なった。さらに、心理学的検証により、「話ながらなでる」動作の心地よさを評価した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
インタラクションロボットは様々な環境での応用が期待されているが、それを実現するには、長期的かつ高度のインタラクションが課題となる。私的空間では、家庭における見守りや話し相手、介護施設における介助、介護が想定され、その中でも人との接触を含むタッチケアが注目されている。本研究は「見る」「話す」「触れる」を同時に行うコミュニケーション手法について取り組んだものであり、インタラクションロボットの実現に大きく貢献するものである。
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