研究課題/領域番号 |
19H01447
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分06010:政治学関連
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研究機関 | 高知工科大学 |
研究代表者 |
矢内 勇生 高知工科大学, 経済・マネジメント学群, 准教授 (50580693)
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研究分担者 |
東島 雅昌 東北大学, 情報科学研究科, 准教授 (10756349)
清水 直樹 高知県立大学, 文化学部, 准教授 (20508725)
鷲田 任邦 東洋大学, 法学部, 准教授 (50744893)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2022年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2019年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
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キーワード | 選挙タイミング / 比較政治学 / 選挙 / 議会制と大統領制 / 民主制と独裁制 / 議会の解散 / 世論 / 選挙操作 / 選挙不正 / 大統領制と議会制 / 比較政治 / 選挙暴力 / 政治体制 / 執政制度 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、選挙タイミングの決定要因とその帰結について、民主制だけでなく、独裁制も対象にして分析する。選挙タイミングの変更が制度的に予定されている議院内閣制の国々だけでなく、選挙タイミングが固定されているはずの大統領制諸国も合わせて分析し、選挙タイミングを包括的に理解することを目指す。具体的には、(1) 選挙タイミングの決定要因、(2) 選挙タイミングが選挙結果などのマクロな政治的結果に与える影響、(3) 選挙タイミングが有権者の態度や行動などのミクロな政治的結果に及ぼす影響の3点を明らかにする。
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研究成果の概要 |
本研究は、選挙実施時期の決定要因と、時期変更の帰結について、民主制だけでなく独裁制も対象にし分析を行った。独自のデータを収集し、それを用いて研究を進めた。任期が固定されている大統領制の選挙タイミングは先行研究では注目されてこなかったが、独裁制まで分析対象を拡大すると、大統領制でも選挙タイミングの変更が珍しくないことがわかった。先行研究では政府が選挙に勝ちやすい好況期に選挙が起こりやすいとされてきたが、独裁制・大統領制まで含めて分析すると、危機に際してあえて選挙を実施することで政権を維持しようとする可能性があることも示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
選挙における最大の関心事は、誰が勝ち、どのような政権が生まれるかという選挙結果であり、選挙結果に影響を及ぼす要因は多数存在する。そのうちの1つが選挙タイミングである。選挙をいつ行うかによって、選挙結果は変わりうる。実施時期によって選挙結果が変わるとすれば、再選を目指す与党は勝ちやすい時期に選挙を実施することを望み、議院内閣制における選挙タイミングは政権与党によって都合よく操作される可能性がある。さらに、選挙タイミングが有権者の選挙に対する評価にも影響を与え、選挙の正当性を揺るがすかもしれない。本研究は、タイミングという観点から民主制と独裁制において選挙が果たす役割を再検討する。
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