研究課題/領域番号 |
19H01660
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
高橋 秀俊 高知大学, 医学部, 特任教授 (40423222)
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研究分担者 |
上野 佳奈子 明治大学, 理工学部, 専任教授 (10313107)
中村 亨 大阪大学, 基礎工学研究科, 特任教授(常勤) (80419473)
土田 幸子 鈴鹿医療科学大学, 看護学部, 准教授 (90362342)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2021年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2020年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2019年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
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キーワード | 教育的環境 / 音環境 / 神経生理 / 精神保健 / 発達障害 / 生活環境 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究課題では、子育てを行っている家族の感覚特性と音環境が家族のメンタルヘルスに及ぼす影響について検討する。子育てをしている家族を対象に生活空間の音環境を環境センサで測定し、それぞれの発達特性・感覚特性およびメンタルヘルスの問題との関連について評価した後、音環境調整を行い、感覚特性に応じて音環境がメンタルヘルスにどのような影響をもたらすか調べることで、家族全体のメンタルヘルス改善につながる最適なメンタルヘルス支援対策を提案することを目的とする。将来的には、聴覚過敏・聴覚鈍麻を有する者に医療・教育・福祉の多領域において応用可能で、治療方法や環境調整法の開発に結び付けやすく、意義は大きい。
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研究成果の概要 |
コロナ禍にあって、子どもの生活環境の中の室内音環境を正確に客観的に測定し、子どもや周囲の大人の聴覚情報処理特性や体調や気分の変化、子どもへの対応の変化、子どもの情緒・行動上の問題の変化などのメンタルヘルス上の問題に及ぼす影響を調査するために、家族機能が脆弱な児童が閉ざされた空間の中で長期間にわたり生活することが多い児童精神科入院病棟の入院児童や職員を対象にした。音環境保全対策の前後で、聴覚過敏をもつ児童の情緒・行動上の問題が改善し、職員にとっても騒々しさが減って過ごしやすくなる可能性を示唆する結果が得られ、児童虐待のリスクの高い家庭の生活環境上の工夫や配慮の提案につながることが期待できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
家族機能が脆弱な児童が閉ざされた空間の中で長期間にわたり生活することが多い児童精神科入院病棟において、音環境保全対策の前後で、聴覚過敏をもつ児童の情緒・行動上の問題が改善し、職員にとっても騒々しさが減って過ごしやすくなる可能性を示唆する結果が得られたことは、児童虐待のリスクの高い家庭の生活環境上の工夫や配慮の提案につながることが期待でき、本研究成果は、学術的にも社会的にも意義が大きい。
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