研究課題/領域番号 |
19H01700
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
下山 真衣 信州大学, 学術研究院教育学系, 准教授 (00609620)
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研究分担者 |
竹内 康二 明星大学, 心理学部, 教授 (00400656)
岩佐 和典 大阪公立大学, 人間社会システム科学研究科, 准教授 (00610031)
堂山 亞希 目白大学, 人間学部, 専任講師 (00759392)
酒井 貴庸 甲南女子大学, 人間科学部, 准教授 (50744108)
大石 幸二 立教大学, 現代心理学部, 教授 (80302363)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
12,870千円 (直接経費: 9,900千円、間接経費: 2,970千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
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キーワード | 知的障害 / 特別支援学校 / スクールカウンセリング / スクールカウンセラー / メンタルヘルス / 校内支援体制 / 心理教育 / 校内体制 / コンサルテーション / 心理師 / 不安 / ストレス / 認知 / 身体 / 面接 / 心理支援 / 教育相談 |
研究開始時の研究の概要 |
知的障害のある子どものメンタルヘルスの不調は、一般の子どもと同じか、それ以上の割合で発生している。特別支援学校(知的障害)においてもカウンセリングなどの教育相談のニーズがあると考えられるが、スクールカウンセラーは配置が少ない状況である。 そこで本研究は、特別支援学校におけるスクールカウンセリングの実態を明らかにし、そこから課題について検討する。研究結果から、知的障害のある子どもたちのメンタルヘルスの増進と不調の予防に貢献し、特別支援学校における教育相談体制の充実と発展に貢献するための提言をまとめる。
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研究成果の概要 |
知的障害特別支援学校において、児童・生徒のメンタルヘルスに関するニーズは高く、学校もそれに応じた校内支援体制を作り、支援を実施してきている。スクールカウンセラーへの期待も高く、スクールカウンセラーは知的障害のある児童・生徒に適応するための工夫をそれぞれが行なっているが、個々の努力で行われており、教育や福祉サービスへの知識の不足などを考えれば、知的障害特別支援学校に勤務するスクールカウンセラー向けの研修が必要である。担任との連携や勤務日数の課題については校内支援体制に関わる重要な事項であり、都道府県市区町村単位で、知的障害のある児童・生徒のメンタルヘルスの支援体制を検討する必要がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
知的障害特別支援学校における児童・生徒のメンタルヘルスに関するニーズは高いことが明らかとなり、知的障害特別支援学校における校内支援体制とスクールカウンセラーの活用状況について基本的情報を提供することができた。さらに知的障害のある児童生徒に適応したカウンセリングの工夫や課題が明らかとなり、スクールカウンセラーに必要な研修、児童・生徒のメンタルヘルスに関する校内支援体制について提言をまとめることができた。
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