研究課題/領域番号 |
19H01709
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
小林 巌 東京学芸大学, 特別支援教育・教育臨床サポートセンター, 教授 (90305300)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2021年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2020年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 11,050千円 (直接経費: 8,500千円、間接経費: 2,550千円)
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キーワード | 重度重複障害 / 視覚認知発達 / 情報システム / 視線入力 / 視線計測 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、重度重複児(者)等の視覚認知発達を促すため、アイトラッカー(視線計測装置)を用いた視覚認知発達支援のための情報システムを構築し、実際に教育現場での適用を行うことを目的とする。研究は1)システム構築に関する教育工学的検討、2)システムの活用に関する教育心理学的検討、3)システムの適用と教育プログラムの検討の3点を中心に進め、情報システムの構築および教育的活用について検討する。
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研究成果の概要 |
アイトラッカーを用いた重度重複障害児(者)等の視覚認知発達支援のための情報システムを構築し、実際に教育現場での適用を行うための研究を行った。具体的な成果は以下の通りである。1)システム構築に関する教育工学的検討:簡便なシステム、および記録分析機能について検討した。2)視覚認知機能の評価に関する教育心理学的検討:主にCVI(中枢性視覚障害)との関係に着目し検討した。3)システムの適用に関する検討:タブレットPCの適用、および視覚認知発達に関する取り組みの実践・評価を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
重度重複障害児(者)等を対象としたアイトラッカーの活用実践は国内の教育現場で実践が重ねられてきているが、視覚認知に関する評価や発達支援との関連から実践を行っている例は少ない。本研究では、視覚認知機能の評価や発達支援に関して、主にCVI(中枢性視覚障害)との関連に着目し、評価や支援の手法について検討した。海外で検討された評価ツールや支援手法を採用した取り組みを検討し、その可能性を示した。また簡便なシステムとしてタブレットPCの適用を検討し、その効果を確認した。これらの結果は、今後の重度重複障害児(者)等の教育の充実のために意義あるものと考えられる。
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