研究課題/領域番号 |
19H01712
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
後藤 康志 新潟大学, 教育基盤機構, 准教授 (40410261)
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研究分担者 |
内山 渉 新潟医療福祉大学, その他部局等, e-ラーニング推進室長 (00377144)
吉崎 静夫 日本女子大学, 人間社会学部, 研究員 (20116130)
姫野 完治 北海道教育大学, 大学院教育学研究科, 教授 (30359559)
生田 孝至 岐阜女子大学, 公私立大学の部局等, 教授 (20018823)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2023年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2022年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2021年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
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キーワード | 授業観 / VR授業ポートフォリオ / 認知プロセス / 教授行動 / 授業研究 / 教師教育プログラム / 成立させたい学習 / 階層分析法 / 尺度 / 教師のメタ認知的活動 / メタ認知的活動支援システム / 専門家の価値 / メタ認知的活動 / 計量テキスト分析 / 認知・判断・対応 / 教員研修 |
研究開始時の研究の概要 |
齋藤喜博は「授業は『みる』ことがすべて」という言葉を残している。生田は,教師間の授業認知のズレを同類認知(同じ事象を同じにみる),異類認知(同じ事象を異なってみる),異事象認知(別々の事象をみる)に分けているが,このようなギャップが何故起きるかは明確ではなかった。本研究では,このギャップを授業観(「成立させたい授業」と「手立て」)の個人差に求め,教師の認知・判断・対応を認知プロセスと捉え,メタ認知的活動を支援することで格段に効果の高い教師教育プログラムを開発に向上させることを目指すものである。
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研究成果の概要 |
熟達教師は「今,この場面で自分が授業を引き継ぐとすれば,こうする」という前提で授業をみていること,その根拠を授業観に基づいて説明できる。VR授業ポートフォリオを利用したメタ認知的活動支援システムを開発した。授業の事実と,場面における手立てとその理由について,熟練者や過去の自己と比較できるもので,従来,支援できなかった教師のメタ認知的活動を可能とした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
教師の資質能力の向上は喫緊の課題であり,優れた教師の実践の理論化から個々の教師の実践の中に理論を見いだすというパラダイムにシフトしてきている。認知プロセスモデルの「手立ての適否の判断」の枠組みを組み入れ,オンゴーイング認知をメタ認知的活動のモデルで捉え,熟達者との違いに学ぶVR授業ポートフォリオによる教師教育システムを開発した。熟達者と自己の認知・判断・対応を比較する教員研修システムを開発した。
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