研究課題/領域番号 |
19H01743
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09080:科学教育関連
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研究機関 | 国立教育政策研究所 |
研究代表者 |
松原 憲治 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター基礎研究部, 総括研究官 (10549372)
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研究分担者 |
西村 圭一 東京学芸大学, 教育学研究科, 教授 (30549358)
宮内 卓也 東京学芸大学, 次世代教育研究センター, 教授 (60791663)
猿田 祐嗣 国立教育政策研究所, その他部局等, 客員研究員 (70178820)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
15,210千円 (直接経費: 11,700千円、間接経費: 3,510千円)
2022年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2021年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
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キーワード | 科学教育 / 授業分析 / STEM / 授業ビデオ研究 / TALIS / STEM-OP / GTI / ビデオ研究 / TIMSS / TALISビデオスタディ / 数学教育 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、前期中等教育段階の科学教育の領域(理科及び数学)の授業実践について、授業ビデオ分析の手法を用いて、経時的な比較・分析を行い、主体的・協働的で深い学びの観点から、これまでの授業改善の成果と課題を明らかにすることを目的とする。授業分析の国際的な枠組みを基にしながら、我が国で求められる観点を含めた分析手法を開発し、これを用いた教員研修のプログラムを開発・試行することとする。
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研究実績の概要 |
本年度は、昨年度までの研究を基にした成果の報告と、STEMの観点からの授業分析の研究を進めた。 分析結果の報告として、日本科学教育学会年会の「課題研究」にて、 授業ビデオ研究の報告と活用に関する企画を実施した。特に、OECDのスタッフからの発表に加えて、本科研費研究による研究成果の発表を2件含めることで、研究成果を広く公開した。 STEMの観点からの授業分析に関する研究では、2019年に本科研費で参加した国際学会(ESERA2019)でのネットワークを基に、米国で開発された授業分析指標(STEM-OP)に注目した研究を進めた。STEM-OPについて、日本の文脈に適合させながら、米国の研究者と調整しつつSTEM-OPの日本版作成を進めた。11月には暫定版のSTEM-OPの日本版を用いて、県立高等学校におけるSTEM実践を対象にした研究会を開催し、本授業分析指標の妥当性と信頼性について検討を進めた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
これまでの研究内容の一部については、日本科学教育学会年会の「課題研究」で発表を行い、成果を広く公開した。一方、コロナ過の影響により、当初計画した比較的大規模スケールでの理科授業の収録は困難な状況であった。新たに、STEMの視点を含む、探究的な活動に関する授業観察視点の開発を進めた。
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今後の研究の推進方策 |
当初計画したスケールでの理科授業の収録は、コロナ過の影響により困難であった。そこで研究の重点は、多数の授業の分析を行う量的な研究から、授業分析手法の開発に関する質的な研究に移している。特に、STEMの視点を含む、探究的な活動に関する授業観察視点の開発を進めており、次年度以降、研究成果が期待される。
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