研究課題/領域番号 |
19H01760
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
野内 類 東北大学, 加齢医学研究所, 准教授 (50569580)
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研究分担者 |
高野 裕治 人間環境大学, 人間環境学部, 教授 (00424317)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
12,350千円 (直接経費: 9,500千円、間接経費: 2,850千円)
2021年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2020年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 認知介入 / 運動介入 / 栄養介入 / 効果の予測 / 生活力改善 / 予測モデル / 高齢者 / 安静時fMRI / 個人差 |
研究開始時の研究の概要 |
前期高齢者(65歳から75歳)と後期高齢者(75歳以上)を対象に認知・運動介入の効果の長期持続効果を調べる。その後、事前に計測した性格や遺伝などの「資質」要因(安定的な個人差)と認知介入中のトレーニングの量や質や成績などの努力・成果要因(変動しやすい個人差)を用いることで、認知介入の効果の長期持続効果を予測するモデルを最新の機械学習を応用し提案・実証することが目的である
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研究成果の概要 |
高齢者を対象に認知・運動・栄養介入が認知機能や生活の質や日常生活技能などに及ぼす影響を無作為比較対照試験とシステマティックレビューやメタ分析を用いた調べた。さらに、事前に計測した性格や遺伝などの「資質」要因(安定的な個人差)と認知介入中の脳活動などの努力・成果要因(変動しやすい個人差)を用いることで、各種介入の効果に影響を及ぼす個人差を明らかにし、介入の効果を予測するモデルを検証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
加齢と共に、私たちの認知機能は低下していく。この認知機能の低下は、高齢者の日常生活や社会生活を困難にする要因の一つである。本研究では、認知機能の低下を予防するためのゲームなどを用いた認知介入方法や簡単な運動を用いた運動介入や特定の栄養素を含む食品を摂取する栄養介入が、高齢者の認知機能の維持・向上に及ぼす影響を明らかにした。本研究で開発・提案した様々な生活介入を実施することで、高齢者の認知機能を向上させ、高齢期であっても健康に社会生活を送れるようになる可能性を示した。
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