研究課題/領域番号 |
19H01768
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 公益財団法人ひょうご震災記念21世紀研究機構 |
研究代表者 |
亀岡 智美 公益財団法人ひょうご震災記念21世紀研究機構, こころのケアセンター, 副センター長 (90512294)
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研究分担者 |
野坂 祐子 大阪大学, 人間科学研究科, 准教授 (20379324)
三宅 和佳子 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪母子医療センター(研究所), その他部局等, 子どものこころの診療科・副部長 (50837424)
齋藤 梓 目白大学, 心理学部, 専任講師 (60612108)
八木 淳子 岩手医科大学, 医学部, 准教授 (80636035)
藤田 純一 横浜市立大学, 附属病院, 講師 (00533861)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2021年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2019年度: 7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
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キーワード | TF-CBT / PTSD / トラウマインフォームドケア / 認知行動療法 / 子ども |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、国際的にその有効性が認められ、子どものトラウマ関連障害への心理治療法であるTF-CBT(trauma-focused cognitive behavioral therapy, トラウマフォーカスト認知行動療法)の、国内での有用な治療者養成システムを構築し、その効果を検証する。また、TF-CBTの普及を進める際に不可欠と考えられるトラウマインフォームドケアの概念を、わが国に導入し普及させるために、児童相談所・地域精神科医療機関・小児総合病院における、トラウマインフォームドケアの効果的な普及啓発方法について研究する。
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研究成果の概要 |
子どものPTSDへの第一選択治療であるTF-CBTの人材育成のために、イントロダクトリートレーニングを12回開催し(兵庫県こころのケアセンター、ラーニングコラボラティブ研究会、岩手医大/岩手こどもケアセンター主催、合計495名)、その後コンサルテーショングループを6組(合計56名)開催した。コンサルテーション受講者が実施したTF-CBTの前後評価では、我々の先行研究と同等の効果が認められ、終了後のアンケート調査でも概ね良好な評価が得られた。 トラウマインフォームドケア普及のために、地域精神科医療機関、全国の児童相談所、日本小児総合医療施設協議会加入施設を対象とした調査を実施し、報告した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
子ども虐待や犯罪、大きな事故や災害などの被害に遭遇し、PTSDやトラウマ関連障害に苦しむ多くの子どもとその家族を回復に導く治療法である、TF-CBTの人材育成に大きく寄与した。本研究で、我々の人材育成方法の有用性が検証された。 また、精神医療、児童福祉、小児科医療の各領域におけるトラウマインフォームドケアの実態を調査することで、今後のわが国におけるトラウマインフォームドケア普及啓発の礎を築いた。
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