研究課題/領域番号 |
19H02037
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分18020:加工学および生産工学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
梅田 靖 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (40242086)
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研究分担者 |
原 辰徳 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (00546012)
高本 仁志 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 主任研究員 (30613244)
近藤 伸亮 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 特任教授 (40336516)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2022年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2021年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
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キーワード | 生産システム / ディジタル革命 / ディジタル・トリプレット / Learning Factory / エンジニアリング支援 / ディジタル・ツイン / Cyber Physical Systems / デジタル・ツイン / Cyber Physical System |
研究開始時の研究の概要 |
生産分野のディジタル化技術革新が急速な勢いで進んでいるがこれらの「入れ物」を活用して価値を産み出す方法論は必ずしも明らかではない。本研究の目的は、今後のディジタル化された生産システムに対する新たなエンジニアリング活動の姿を明らかにするために、代表者が提唱している「ディジタルトリプレット(D3)構想」を具体化し、生産システムのエンジニアリング支援方法論を提案することである。その方法として、D3を実装する生産システムのエンジニアリング支援システム(ハードウェアとしてのレゴカー組立システムを含む)を構築し、その有効性を検証すると共に、ディジタルトリプレットの理論化を行う。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、今後のディジタル化された生産システムに対する新たなエンジニアリング活動の姿を明らかにするために、「ディジタルトリプレット(D3)構想」を具体化し、エンジニアリング支援方法論を提案することであった。このために、プロセス記述言語PD3 (Process Modeling Language for D3)とプロセス知識記述手順を提案し、様々なケース・スタディを実施し、その有効性を明らかにした。本成果の特徴は、問題解決の手順を明示的に記述することにより、その手順、各アクションの意図、実施上の工夫、活用した知識や道具、ソフトウェアの使い方などを記録し、再利用可能になったことである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
カイゼンを中心として人手をかけて進化し続ける生産システムを実現するという日本型ものづくりの考え方に基づくDXの1つの方法論を提案できた。特に、本提案手法により熟練者から非熟練者へ問題解決プロセスが伝達できる可能性を示すことができた。そもそものD3の発想である、人の主観をサイバー世界のデータ、ソフトウェア操作などにグラウンディングするというアプローチの実現可能性と有効性を示すことができた。D3のこのフレームワーク自体はさらに広いものであり、この、記号とデータの対応付の応用範囲は広いものであると考えている。
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