研究課題/領域番号 |
19H02123
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21010:電力工学関連
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研究機関 | 東京理科大学 (2020-2021) 東京大学 (2019) |
研究代表者 |
堀 洋一 東京理科大学, 理工学部電気電子情報工学科, 教授 (50165578)
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研究分担者 |
畑 勝裕 東京大学, 生産技術研究所, 助教 (70837294)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2021年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
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キーワード | 電気自動車 / ワイヤレス給電 / 走行中給電 / インフラ構築 / ロバスト性 / 電力制御 / ロバスト制御 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は「走行中ワイヤレス給電のロバスト化に関する研究」と題し,走行中の電気自動車(EV)に非接触で直接エネルギー供給を行うインフラ構築を念頭に置き,諸種のパラメータ変動に強いシステムを実現するために必要な基盤技術に的を絞る。 これまでに検討してきた「基礎研究」をもとにしながら,「インフラ構築に適する」という明確な視点を付加し,実用性を強く意識した研究開発を行う。走行中ワイヤレス給電方式はさまざまな可能性があるが,ハードウェア構成と制御系の工夫によって,いかに現実的なシステムを構築できるかを検討する。これらを実証するために,柏キャンパス内のテストベンチやEV実験走行路で実機実験を行う計画である。
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研究成果の概要 |
本研究は走行中の電気自動車に非接触で直接エネルギー供給を行うインフラ構築を念頭に置き,諸種のパラメータ変動に強いシステムを実現するために必要な基盤技術の開発を目的とし,走行中ワイヤレス給電のロバスト化に関する研究開発に取り組んだ。 具体的な研究項目として, 1. パラメータ変動による特性変化の解析,2. パラメータ変動に強いシステム設計,3. 外乱や変動を考慮したロバスト制御,の3つに注力し,実用性を強く意識した研究開発を行った。また,道路インフラや太陽光発電システムなどの関連技術との連携・融合を目指したシステム構築ならびに実機実験を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,インフラ構築を念頭に置き,実用性を強く意識することで,走行中ワイヤレス給電という大規模なシステムを安価に,そして大量に導入するために必要な基盤技術の研究開発に取り組んだ。特に,磁界共振結合方式の改良を基本としながら,ハードウェア構成と制御系の工夫によって各部品の製造誤差や環境変化による影響を抑え込み,現実的なシステムを構築するための設計方法を数多く検討した。 これらの成果は多くの学会や論文等で発表することで情報発信に取り組んだほか,学会等の委員会や見学会などで東京理科大学野田キャンパスの走行中ワイヤレス給電設備を有識者らに示し,今後の発展につながる活発な議論を行った。
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