研究課題/領域番号 |
19H02194
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21060:電子デバイスおよび電子機器関連
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
安富 啓太 静岡大学, 電子工学研究所, 准教授 (50621661)
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研究分担者 |
飯久保 正弘 東北大学, 歯学研究科, 教授 (80302157)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2021年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2020年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
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キーワード | Time-of-Flight / イメージセンサ / 3次元計測 / 距離撮像装置 / 3次元計測 / 工業計測 / 歯科応用 |
研究開始時の研究の概要 |
光飛行時間型(Time-of-Flight: TOF)による距離撮像カメラは、距離分解能(距離精度)が数ミリメートルと乏しく、物体認識用途に限られている。この距離分解能を数10マイクロメートルまで高めることができれば、計測分野への応用展開が可能となり、TOF法の強みである小 型・高速性を享受した新たな3次元計測デバイスの創出につながる。本研究では、現在距離分解能を律速する要因となっているゲート信号の時間ゆらぎ(ジッタ)を低減する手法を確立し、TOF距離撮像装置としての極限的な距離分解能達成を追究する。
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研究成果の概要 |
本研究では,Time-of-flight(TOF)による距離撮像素子の極限的な距離精度の達成のために,距離精度を律速する列ドライバジッタ低減手法の提案・原理実証を実施した. 1つ目のDRPSでは,追加光源を列並列距離精度として,52um(1フレーム),27um(10フレーム平均)を実現した.2つ目のCI-RPSは,電荷注入疑似光入力を利用した電子式で,追加の光源が不要で簡素な光学系で実現できる.試作したチップの評価結果より,距離精度として,55um(1フレーム),38um(10フレーム平均)を実現した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
光の飛行時間(TOF: Time-of-Flight)を利用した距離イメージングは、リアルタイム処理や装置の小型化、安価なシステムの構築などから、ジェスチャや物体の「認識」のために開発されている.これを「計測」のための応用まで広げるためには,TOF距離撮像素子の距離精度の改善が欠かせない.本研究では,50umを超える距離精度を実現するためのTOF距離撮像素子のジッタ低減手法を提供するものである.
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