研究課題/領域番号 |
19H02574
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分28050:ナノマイクロシステム関連
|
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
有馬 彰秀 名古屋大学, 未来社会創造機構, 特任講師 (20781347)
|
研究分担者 |
筒井 真楠 大阪大学, 産業科学研究所, 准教授 (50546596)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2021年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2019年度: 8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
|
キーワード | マイクロポア / イオン電流 / 1細胞解析 / ナノポア / 1細胞解析 / ナノチャネル / 1細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、単一細胞を捕捉・破砕可能なナノ構造を有し、破砕により抽出された細胞内包粒子を、1粒子レベルで電気的に検出可能な機能性ナノチャネル構造を創製する。また、当該粒子の検出で得られる電気的シグナルについて、形状における多数の特徴量を利用することで粒子種の高精度識別を行い、1細胞とその内容物を対応させた網羅的な解析法を創成する。
|
研究成果の概要 |
本研究では、1細胞を極薄のマイクロポアに電気的に捕捉し、ポアを流れるイオン電流の変化から細胞の状態が解析できることを顕微観察と微小電流の同時計測により実証した。また、このイオン電流変化には細胞が有するイオンチャネルの寄与が含まれることを見出した。加えて、機能性高分子を表面に修飾したポアへと細胞を捕捉することで1細胞レベルの能動的な破砕に成功した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、単純な細孔への電気的捕捉によって1細胞の状態が非破壊・非染色で簡便に評価できることが明らかになった。また細胞破砕能を付与したポアによる1細胞レベルの破砕技術は内包粒子の抽出へと繋がるため、今後ポア集積構造へと発展させることで、内包粒子の解析に基づく網羅的な評価が可能なシステムとして機能すると考えられる。
|