研究課題/領域番号 |
19H02828
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分37010:生体関連化学
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
村岡 貴博 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (70509132)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2021年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2020年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
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キーワード | タンパク質フォールディング / フォールディング / 蛋白質フォールディング |
研究開始時の研究の概要 |
生体において、蛋白質フォールディングを促進する重要な蛋白質因子としてシャペロンと構造変換因子がある。その内、本研究では、構造変換因子模倣物質に着目し、特にジスルフィド結合形成を伴う酸化的フォールディングを促進する構造変換因子を模倣した人工フォールディング促進剤の開発を目指す。構造変換因子蛋白質の構造から着想し、本研究では低分子化合物と分子集合体の2つのアプローチでその構造を模倣し、実現を目指す。
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研究成果の概要 |
生体におけるタンパク質フォールディングを促進する分子として構造変換因子がある。本研究では、生体に見られる構造変換因子を模倣した人工分子の開発を目指し、タンパク質フォールディングを促進する技術の構築を目標とした。構造変換因子の1つであるプロテインジスルフィドイソメラーゼ (PDI) を模倣した化合物の開発に成功し、ジスルフィド結合形成を伴うタンパク質フォールディングを効率的に進める技術の構築に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
タンパク質は食品成分や製剤などとして重要な物質群である。その特性や機能は分子の立体構造と密接に関わることが知られている。従ってタンパク質の立体構造形成を制御し、効率化する技術は産業分野においても重要である。本研究では、タンパク質の立体構造形成を促進する低分子化合物の開発に成功した。低分子化合物はタンパク質から分離する上で便利であり、従ってタンパク質の立体構造形成反応促進から分離プロセスの一連の過程で有効な分子材料の開発に成功した点に本研究の学術的意義と社会的意義がある。
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