研究課題/領域番号 |
19H02838
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分37020:生物分子化学関連
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
三原 久和 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (30183966)
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研究分担者 |
堤 浩 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (70398105)
三木 卓幸 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (20823991)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2021年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 9,230千円 (直接経費: 7,100千円、間接経費: 2,130千円)
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キーワード | ペプチド / ファージ提示 / 薬剤複合体 / タンパク質相互作用 |
研究開始時の研究の概要 |
抗体代替分子の創薬プラットフォームとして中分子ペプチドが注目を集めている。本研究では化学修飾により低分子などを複合化したペプチドファージライブラリを駆使することにより、低分子のタンパク質活性中心指向性とペプチドのタンパク質表面認識特性を合わせもつ薬剤-ペプチド複合体の獲得を目的とする。がん細胞などに関連した種々のタンパク質を標的として、それらの機能を特異的に制御する複合ペプチドを種々獲得し、低分子を化学修飾したペプチドファージライブラリを利用した標的指向型ペプチド創薬の基盤技術を確立する。
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研究成果の概要 |
抗体医薬代替分子の開発が求められる中、ファージディスプレイ法などの大規模ライブラリを利用した中分子ペプチド創薬が注目されている。本研究では、化学修飾により低分子を複合化したペプチドファージライブラリを駆使することにより、低分子のタンパク質活性中心指向性とペプチドのタンパク質表面認識特性を合わせもつ低分子-ペプチド複合体の獲得を実施することを目的とした。遺伝子工学的手法と有機合成的手法により低分子を修飾した種々のペプチドファージライブラリの構築に成功した。疾患に関連するタンパク質に対してスクリーニングを実施した結果、標的タンパク質に結合する低分子複合化ペプチドの獲得に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、低分子修飾(化学的手法)とファージディスプレイ法(分子生物学的手法)を融合させて研究代表者等が独自に開発した標的指向型ファージディスプレイ法を駆使して、標的タンパク質に対して特異的なペプチド分子を創出するものであり、抗体医薬に続く新しい創薬モダリティとしてのペプチド創薬の発展に貢献するものとして、学術的および社会的意義の高い研究として位置づけられる。
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