研究課題/領域番号 |
19H02841
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分37020:生物分子化学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
安井 典久 岡山大学, 医歯薬学域, 准教授 (90467514)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2022年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
2019年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | LDL受容体 / 進化分子工学 / ファージディスプレイ / 人工結合タンパク質 / 代理リガンド / モネリン / メンブレントラフィック / 人工タンパク質 / エンドサイトーシス / 一本鎖モネリン / 分子骨格 |
研究開始時の研究の概要 |
低密度リポタンパク質受容体 (LDL受容体) ファミリーは,様々なタンパク質性リガンドをエンドサイトーシスにより細胞内に取り込む。結合するリガンドの種類により,LDL受容体ファミリーの細胞外領域のコンフォメーション状態とリサイクリング過程とが異なり,両者に相関関係があることが明らかになりつつある。本研究では,LDL受容体ファミリー群のタンパク質性代理リガンドを網羅的に作製し,それらを用いることで細胞外領域のコンフォメーション状態の制御と,メンブレントラフィック機構の解明を目指す。
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研究成果の概要 |
LDL受容体ファミリーの代理リガンド創製を目的に,独自に構築した一本鎖モネリンを分子骨格とする人工結合タンパク質 (SWEEPins) のファージディスプレイライブラリーの選別を行った。LDL受容体の種々のドメインに結合するSWEEPinの作製に成功した。中でも,LDL受容体のLAモジュールに結合するSWEEPinについては,共結晶構造の解析を行い,SWEEPinによるLAモジュールの認識機構を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で得られた人工結合タンパク質SWEEPinは,細胞外領域におけるリガンド結合や細胞外領域のコンフォメーションを調節する分子ツールとして有用であることが期待できる。さらに,得られた立体構造情報は,LDL受容体ファミリーの主要なリガンド認識を担うLAモジュールに特化した人工結合タンパク質を作製する際に有用である。
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